国土交通省が医療関係者の緊急参集の目安となるアラートレベルを決定するまでに40分以上かかり、初動対応に遅れが生じた。また、怪我人の状況把握に時間がかかり、連絡よりも先に医師からの問い合わせが相次いだ。
アラートレベルを決定する際の目安を脱出用スライドの使用の有無に変更し、医療関係者の集合場所を空港事務所1カ所に統一。救急車両の誘導を迅速に行える職員の数を増やした。
観光名所フレンチクウォーターで新年を祝う人々に車が突っ込み、少なくとも15人が死亡、数十人が負傷した。容疑者はテキサス州のシャムスドディーンジャバールで、警察との銃撃戦後に死亡。車にはISの旗が掲げられ、爆発物のようなものが見つかった。
テスラのサイバートラックが爆発炎上し、1人が死亡、7人が負傷。イーロン・マスク氏は爆発が荷台に積まれた花火または爆弾によるもので、車自体とは無関係だと説明。車はカーシェアリングサービスで借りられていた。
2年ぶりに開催され、天皇皇后両陛下が秋篠宮ご夫妻とともに宮殿のベランダに立ち、訪れた人々に笑顔で手を振った。1日で約6万人が参賀に訪れた。
欠航や遅れが相次ぎ、年末年始のUターン客で混雑。雪による倒木で停電が発生し、エスカレーターなどが5時間以上使用不能となった。積雪は1メートル79センチで、2020年以降最多を記録。
青山学院大学が2年連続の往路優勝を果たし、5時間20分1秒のタイムで7回目の優勝を達成。2位は中央大学、3位は早稲田大学。
提供大学が明治大学に34対26で勝利し、4年連続で決勝進出。早稲田大学も京都産業大学に31対19で勝ち、決勝は提供大学対早稲田大学の対戦となった。
北日本と東日本では日本海側を中心に大雪が予想され、北陸では落雷や突風、氷にも注意が必要。太平洋側では空気の乾燥が続き、火の取り扱いや体調管理に注意が必要。
</context> <raw_text>0 こんばんは。7時になりました。NHK今日のニュースです。羽田空港で起きた航空機の衝突事故から今日で1年です。事故は旅客機の乗客乗員379人全員が脱出して奇跡とも言われましたが
医療関係者が事故などの際にどの程度緊急参集するかの目安となるアラートレベルを国土交通省が決定するまでに40分余りかかるなど、初動に多くの課題があったことが分かりました。昨年1月2日に羽田空港で起きた事故では、海上保安庁の航空機と日本航空の旅客機が衝突して炎上し、保安官5人が死亡、1人が大けがをしました。
また、旅客機の乗客乗員379人全員が緊急脱出し、乗客17人が医療機関を受診しました。事故の初動対応についてNHKが取材したところ、医療関係者がどの程度緊急参集するかの目安となるアラートレベルを国土交通省が決定したのは、事故が起きた午後5時47分から44分後の午後6時31分だったことが分かりました。
アラートレベルは空港近くの当該病院と医師会に示す羽田独自の取り組みで、怪我人の状況に応じてレッドとオレンジの2段階あり、去年の事故の際は原則全員3周のレッドと決定されました。
国土交通省によりますと、病院などに参集を求めるメールを出した後、レベルについても空港から病院などに電話で伝えることになっていましたが、決定が遅くなったこともあって、連絡よりも先に医師から問い合わせが相次いだということです。国土交通省は決定が遅れた理由について、怪我人の状況の把握に時間がかかったことが影響したとしています。
このため国土交通省は、怪我人の状況に応じてレベルを決定するとしていたのを改め、脱出用スライドの使用の有無などで決めることにしたということです。また国土交通省は事故の後、羽田空港での緊急時の対応について、アラートレベルを決定する際の目安以外にも見つかった課題の対策を打ち出しています。
医療関係者の集合場所は10カ所ある緊急ゲートからその都度一つを指定していたのをやめ、空港事務所1カ所とし、空港が手配した車で現場まで一斉に移動することにしました。また救急車両の誘導は制限区域内の状況に詳しく、緊急車両の誘導は制限区域内の状況に詳しくすぐに対応できる職員の数を増やしたということです。
東京空港事務所の星正文空港安全部長の話です。「連携がうまくいかないと、やはり航空機事故への対応というのはなかなか難しい。万が一事故が起こった時でも万全に対応できるような体制を整えていきたい」次です。
アメリカ南部ルイジアナ州のニューオーリンズで1日未明、観光名所のフレンチクウォーターという地区にある通りで新年を祝うために集まっていた人たちに車が突っ込み、アメリカの主要メディアによりますと、少なくとも15人が死亡、数十人が怪我をしました。
フロリダ州から観光でニューオーリンズに来ていた男性は「新年のお祝いとアメリカンフットボールの試合もあって、現場はクレイジーな状況でした」と当時の混雑ぶりを振り返りました。事件の後はホテルまで走って逃げたということで「もし事件が起きたのが15分か20分早ければ、そこにいた可能性がありました」と話していました。
そして事件について「皆、新年を祝うためやリラックスするために来ているのに、全く理不尽です」と憤っていました。FBIによりますと、車を運転していたのは南部テキサス州のシャムス・ドディーン・ジャバール容疑者(42歳)で、警察との銃撃戦の後、現場で死亡したということです。
FBIは会見で「単独犯とは考えていない」と述べ、他にも事件に関係した人物がいた可能性があるとする見方を示しました。容疑者の車には過激派組織IS(イスラミックステート)の旗が掲げられていたほか、車や現場周辺からは爆発物のようなものが見つかったということです。
FBIはテロ事件として、容疑者とこの組織との関係や接触があった人物について捜査を進めています。事件が起きた地域を管轄する日本総領事館によりますと、現時点で日本人が事件に巻き込まれたという情報は入っていないということです。
一方、警察によりますと、現地時間1日午前8時40分頃、アメリカ西部ネバダ州のラスベガスにあるトランプインターナショナルホテルで、玄関前に停車した車が爆発炎上し、車の中にいた1人が死亡、7人が怪我をしました。警察は車がホテルの正面玄関の前にある車寄せに停車した後、煙が見え始め、その後大きな爆発が起きたとしています。
車はイーロン・マスク氏がCEOを務めるテスラのサイバートラックと呼ばれる車種で、マスク氏はSNSに「爆発は貸し出されたサイバートラックの荷台に積まれた大量の花火あるいは爆弾によって引き起こされたものであり、車そのものとは関係がないことが確認された」と投稿しました。
その上で「ニューオーリンズの事件とラスベガスで使われた車両はいずれも同じカーシェアリングサービスで借りられていたとして、テロ行為だとみられる。多分何らかのつながりがあるだろう」と主張しました。警察は記者会見で「解明すべき疑問は多い」と述べていて、アメリカのメディアは捜査当局がテロの可能性も視野に捜査していると伝えています。
正月2日の今日、皇居で2年ぶりに新年一般参賀が行われました。朝から青空が広がった今日の東京。新年一般参賀は去年、前日に能登半島地震が発生し取りやめられたため2年ぶりです。
天皇皇后両陛下は午前と午後の合わせて5回、秋篠宮ご夫妻や皇族方とともに宮殿のベランダに立って訪れた人たちに笑顔で手を振って応えられました。「新年おめでとうございます。皆さんとこうして新年を一緒に祝うことを嬉しく思います。その一方で昨年の元日に発生した能登半島地震や
各地で起こった大雨の災害などにより、いまだにご苦労の多い生活をされている多くの方々の身を案じています。いろいろと大変なこともあるかと思いますが、本年が皆さんにとって安らかで良い年となるよう願っております。年の初めにあたり、我が国と世界の人々の幸せを祈ります。」
宮内庁によりますと、きょう1日で6万人余りが参賀に訪れたということです。
気象庁によりますと、日本付近は冬型の気圧配置になり、北日本と東日本の日本海側の山沿いを中心に雪が降っています。冬型の気圧配置はこの後も続き、上空には寒気が流れ込むため、北日本と東日本はあさってにかけて日本海側を中心に大雪となるほか、西日本でも日本海側の山沿いで明日からあさってにかけて雪が積もる見込みです。
明日夕方までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで、北海道と東北、新潟県で40センチ、関東甲信で30センチと予想されています。北日本と東日本はあさってにかけて風が強まり、吹雪くところがある見込みです。気象庁は交通への影響や電線や樹木などへの着雪のほか、積雪が多い地域ではなだれに注意するよう呼びかけています。
また、北陸を中心に、明日は気圧の谷などの影響で大気の状態が非常に不安定になる見込みです。落雷や竜巻などの激しい突風、氷点下にも注意が必要です。一方、太平洋側は空気の乾燥が続く見込みで、火の取り扱い、体調の管理に注意してください。
大雪の影響で青森市の青森空港では欠航や遅れが相次ぎ、年末年始を県内で過ごしたUターンの利用客などで混雑しました。また雪による倒木で停電が発生し、空港では5時間余りにわたってエスカレーターなどが使えなくなりました。
青森市の青森空港は大雪の影響で今朝から欠航や遅れが相次ぎ、年末年始を県内で過ごしたUターンの利用客などで混雑しました。気象台によりますと、青森空港では午後5時までに1メートル79センチの積雪を観測し、2020年に観測が始まって以来最多を更新したということです。
また青森空港管理事務所によりますと、今日午前11時ごろ空港のターミナルビルで停電が発生しました。10分ほどで非常用電源を動かしたため搭乗手続きなどに大きな影響はありませんでしたが、一時騒然とし、エスカレーターなどが使えなくなりました。東北電力ネットワークによりますと、近くの道路で発生した雪の重みによる倒木が原因だということです。
復旧作業の結果、およそ5時間後の午後4時過ぎに空港の停電は解消したということです。学問の神様として知られる菅原道真を祀る京都市の北野天満宮で、正月恒例の書き初め「天満書き」が行われました。
天満書きは京都市上京区の北野天満宮で、書道の祖として称えられた菅原道真にあやかって書道の上達を願う恒例の書き初めです。今日は親子連れなど多くの人たちが境内に設けられた会場を訪れ、姿勢を正して筆を取り、飛躍や挑戦など、信念の抱負や願いを込めた文字を書き上げていました。
「切磋琢磨」と書いた中学3年生の女子生徒の話です。また兵庫県から家族で訪れ「平和」と書いた小学4年生の女の子の思いは
北野天満宮のかき初めはあさってまで行われます。能登半島地震で被災した石川県珠洲市に伝わる五箇荘太鼓の打ち初め式が2年ぶりに行われました。
御神楽太鼓は400年以上前から珠洲市名ヶ浦町に伝わるとされる伝統芸能ですが、昨年1月の地震で太鼓が保管されていた集会所などが被害を受けました。毎年1月2日に地元の神社で打ち初め式が行われてきましたが、去年は地震で中止になり、神社も全壊したため、今年は2年ぶりに集会所で執り行われました。
会場には地元の住民およそ40人が集まり、初打ちが披露されました。五箇荘太鼓の打ち手は地区で生まれ育った男性に限られるという習わしがあり、幼い子供から60代までの15人が交代で太鼓を打っていきました。参加した人の話です。
「去年の正月は大変なことがあったので、今年はもっと無事平穏な年を過ごせますように。能登の復興にもっともっと神様にお願いじゃないですけども、こうしてくださいというお願いを込めて今日はしました。」続いてスポーツ。まず箱根駅伝。きょう復路が行われ、青山学院大が2年連続の復路優勝を果たしました。
1区で飛び出したのは予選会を勝ち上がった中央大3年の吉井俊介選手。1分半以上リードする独走で、後続を引き離します。各チームのエースが揃う花の2区は、東京国際大のリチャード・エティリ選手など3人がこれまでの区間記録を更新する好走を見せましたが、中央大を捉えることはできません。
大差で青山学院大は3位でスタートした4区で、4年の太田蒼生選手が2分以上あった中央大との差を45秒まで縮めます。大差の最終5区では、4年の若林裕樹選手が9キロ過ぎに中央大を抜き去り、区間新記録の走りでフィニッシュ。青山学院大は5時間20分1秒のタイムで2年連続7回目の復路優勝を果たしました。
2位は1分47秒差で中央大、3位は早稲田大、大学駅伝3冠を目指す国学院大は5分25秒差の6位でした。明日は往路が行われ、2日間の合計タイムで総合優勝が決まります。NHKでは午前7時40分からラジオ第1で中継でお伝えします。
ラグビーの全国大学選手権は準決勝、帝京大学と早稲田大学がそれぞれ勝って決勝進出を決めました。第1試合は去年の決勝カードと同じ帝京大と明治大の対戦。帝京大は前半7分、スタンドオフの本橋佳谷選手がトライで先制し、16分にもトライを上げて14対0とリードしました。
対する明治大はその3分後、ウィングの海老沢琥珀選手がトライで反撃開始。32分にもプロップの檜山壮介選手のトライが決まり、前半のうちに14対12と2点差に詰め寄ります。しかし後半、帝京大が立て続けにトライを奪い、再び明治大を突き放しました。帝京大は34対26で勝って4年連続の決勝進出を決めました。
準決勝の第2試合は早稲田大学が京都産業大学に31対19で勝ちました。この結果、今月13日の決勝は大会4連覇を目指す帝京大と5大会ぶりの優勝を目指す早稲田大の対戦となりました。
では気象情報です。気象予報士の淵岡由美さんです。「塩川さん、太平洋側では今日は晴れ、それから日本海側では雪と冬らしい天気が続いていますね。」「はい、冬型の気圧配置が続いています。ただ今日は比較的寒気の流れ込みが弱く、北日本や北陸ではこの時期らしい寒さでしたが、関東から九州では3月並みの気温となったところも多くなりました。」
「東京は13.9度、日本海側の松江も12.5度まで気温が上がって、3月中旬並みの暖かさとなりました。私は午前中箱根駅伝の2区の応援に行っていたんですが、風も穏やかで青空の下、人手もとても多かったですね。お正月らしい風景を見ることができました。」
「ただ、明日、あさってにかけては強い寒気が流れ込みそうです。北陸から北の日本海側では山沿いを中心に大雪となる恐れがあります。現在、青森県の塚越ではすでに3メートル80センチを超える積雪となっていますが、明日、あさってにかけて山沿い、そして平地でも積雪の量が増えそうです。」
「西日本の山沿いも大雪の恐れがあります。交通への影響に注意してください。これからのUターンラッシュも本格的になりますし、その大雪心配ですね。日本海側や山沿いではあさってにかけて雪の強まるところが多くなりそうです。車の運転は冬用タイヤを装着し、念のため車の中に食料や飲み物、暖を取れるものなど準備しておくと良さそうです。また吹雪いて見通しが悪くなることも考えられます。」
「交通情報や気象情報に十分注意して、積雪の多い地域では移動ルートなども無理のないように検討してください。そして明日、東日本の太平洋側も不安定な天気で、午後はにわか雨やにわか雪のところがありそうです。それでは明日の全国の天気です。九州、沖縄は晴れる見込みです。四国、中国地方は雲が多く、山陰は雨か雪でしょう。」
「北陸は明日の日中は雨の降るところが多く、夜遅くにかけて落雷や突風、氷点下にもご注意ください。近畿、東海、関東は午後は雲が多く、太平洋側でも一時的に雨や雪の降るところがありそうです。東北や北海道は日本海側を中心に雪が降るでしょう。明日の予想最低気温です。」
「那覇17度、福岡、東京3度、松山2度、大阪5度、名古屋、金沢4度、仙台-1度、札幌-6度です。明日の予想最高気温です。那覇20度、福岡、名古屋、東京10度、松山11度、大阪12度、金沢8度、仙台5度、札幌-2度です。」
「明日は今日よりも気温が上がらず、お正月らしい寒さのところが多くなりそうです。北海道や青森は日中も氷点下と厳しい寒さになる見込みです。今日よりも風が冷たくなりますので、どうぞ暖かくしてお過ごしください。気象予報士の淵岡由美さんでした。ここまでNHK今日のニュース、谷口新一郎でした。時刻は7時20分です。」