</context> <raw_text>0 5時のNHKニュースです。鉄道車両の輪軸に関する整備作業で記録を改ざんする不正などが相次いで発覚した問題です。国の検証会は、車軸の取り付けの圧力が基準を外れた場合にどのように安全を担保するのかなど対応方法を記した報告書を取りまとめました。鉄道車両の車輪に車軸を取り付ける作業をめぐっては、
国土交通省が全国の鉄道事業者に調査を指示した結果、社内基準を外れた圧力で作業を行うなどの不適切な事案や、圧力の数値を基準値内に改ざんする不正が相次いで確認されました。このため国土交通省は、
専門家や事業者などで作る検証会議を立ち上げ、今日、安全を担保するための作業時の対応方法などを記した報告書を取りまとめました。それによりますと、取り付けの圧力は、日本産業規格を準用した基準値内に収めるのが前提だとしています。その上で、基準を外れた場合でも、
基準の最大値の110%以下と最小値の90%以上に収まるときは、モニターの波形で異物混入がないことを確認するなど複数の項目を確かめることで、そのまま使用できるとしています。一方、最大値と最小値を外れた場合は、作業のやり直しが必要だとしています。また報告書では、事業者に対し、
作業の実施基準や規定を速やかに明文化することや、事業者の内部や委託先への監査体制の整備を求めています。国土交通省は今日、事業者に対し報告書に関する通達を出しました。北朝鮮の兵士およそ100人が死亡したとの見方が明らかにされました。
韓国の情報機関、国家情報院は今日、ウクライナが越境攻撃を行っているロシア西部のクルスク州に派遣された北朝鮮の部隊について、国会の情報委員会の議員に報告しました。報告を受けた議員によりますと、国家情報院はクルスク州にはおよそ1万1000人の北朝鮮の兵士が配置されており、
その一部が今月から戦闘に投入され、少なくともおよそ100人が死亡し、1000人が負傷したとの見方を明らかにしたということです。その上で、北朝鮮の部隊が突撃する役割を担っていることや、無人機による攻撃に対応する能力が不足していることなどから、交戦した回数が少ないにもかかわらず多数の死傷者が出たと分析しました。
また、部隊が戦闘に投入される前にも、北朝鮮軍の複数の幹部がウクライナによる攻撃や訓練中の事故で死傷したとしています。ベトナムで兵器や防衛装備品の国際展示会が今日開幕し、アメリカや日本などの企業が出展しました。この国際展示会は、ベトナム国防省がおととし初めて開いたもので、今回2年ぶりの開催です。
会場には、ロシアをはじめアメリカや日本、中国などおよそ30カ国から参加した200以上の企業や団体が、兵器や防衛装備品を展示しています。このうちアメリカのブースでは、C-130輸送機などの軍用機が展示され、アメリカの駐ベトナム大使は、ベトナムとの友好をさらに深め、協力関係を広げていきたいと述べて連携強化を呼びかけました。
社会主義国のベトナムは、冷戦時代、旧ソ連との結びつきが強く、これまで兵器の調達をロシアに依存してきました。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻が長期化する中、ベトナムではロシア製の兵器が安定的に供給されるか懸念する声もあり、今回の展示会での商談などを通して調達先の多様化を進めるかどうか、関心を集めています。
5時のニュースを井上がお伝えしました。時刻は間もなく5時5分になります。