cover of episode ジョージ・オーウェル『1984年』 #3

ジョージ・オーウェル『1984年』 #3

2024/9/23
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Shownotes Transcript

00:07:57プロールの生活

参加者らは、小説に登場するプロール(労働者階級)の人々の生活について議論しています。プロールは識字率が低く、犯罪が横行している階層で、政府からは放置されている状況が描かれています。日本の労働者階級とは異なり、プロールは上への階級移動が難しい立場にあることが指摘されています。

00:13:07ニュースピークの解釈

小説の最後に付録として収録されている「ニュースピークの諸原理」について議論されています。この部分が過去形で書かれていることから、ニュースピークという言語が廃れた可能性が示唆されており、ビッグ・ブラザーの体制が崩壊した社会が描かれている可能性があると解釈されています。

00:20:12ビッグ・ブラザーの存在

ビッグ・ブラザーという全体主義的な指導者の存在について議論されています。小説の中でウィンストン・スミスがビッグ・ブラザーの存在を問うシーンが取り上げられ、ビッグ・ブラザーが単なる概念であり、死ぬことがないと主張する姿勢が印象的だったことが語られています。また、ビッグ・ブラザーの由来が、かつての奨学金制度に由来する可能性があることが指摘されています。