高鳴る鼓動溢れる涙みんなで話そう映画の魅力 朝ポキシネマ別れと新たな旅立ち映画をお届けします朝新聞の山下周平です本日はこの 2 人とご一緒します 音声チーム員の堀江真由です飯島啓治ですよろしくお願いします大丈夫ですか
やっぱ言えてないですけど冒頭ねいやまあまあこれちなみにテイク 2 ですそうですねオンエアした時のテイク 10 ぐらいになってるかもしれないですけどいや困るな言えないなすいませんちょっと花粉症で声が枯れておりますすいません元気ではあるんですよねそうなんです元気です元気なんだけどちょっと別れと出会いと花粉の季節なんで困るっていうすいません一応私最後ということで一旦ね一旦
労働組合に 1 年行くことになりましたので朝っぽきシネマ私がやる会話のしばらくお休みということで別れの季節ということで旅立ちと別れをテーマにした映画を紹介しております恋愛をラブストーリーをちょっと珍しいでも高木くんは恋愛なんじゃないですか秒速 5 センチメートルに戻っていく朝っぽきシネマですねはい
ということでですねラブストーリー3 本紹介しますが今回もネタバレがございますどれもですねいいラストなんですよそうここはねラスト良いですよラスト良いのでこれを見てから見てない方に言ってしまうのはさすがにちょっともったいないということでネタバレがございますのでご覧になってから戻ってきてほしいと思います紹介するのはこの 3 本ですシェルブールの雨傘ニューヨークニューヨーク
リッチストーリーこの 3 本を紹介いたしますじゃあまずですねシェルブルの浅川がいきたいと思うんですけどお二人ねこれご覧になっていただいたということではい歌ってましたね歌ってましたねそうですねびっくりしました前情報なしで見たら全部歌でしたびっくりですよね多分ねこれねずっと歌ってる
歌ってるんですよフランス語フランス英語フランス語でセリフないんですよねこれセリフないっていうか全てミュージカルなんですよねそう全部歌です配達員が来るときもなんかボンジュールみたいなありがとうみたいなメルシー的な全部節がついてるところど
ところどころねセリフがある中で差しでこうミュージカルっていうのはよくあると思うんですけどなんかララランドとかねそうそうそう盛り上がったらっていう全部みたいなそうなんですよこれね前編セリフが歌と
という形でかつですねこれ吹き替えなんですよそうそうそう後から入れてんのかな感じがありましたねカトリーヌ・ドヌーヴが出ている作品でカトリーヌ・ドヌーヴといえばこの作品だと私は思っているんですけどこのフリンチミュージカルの最高傑作ということで
言われている作品でこれ観音映画祭かなでパルムドル撮っている本当にもう映画の教科書に載ってしまうようなね作品ですよね 2 時間ずっと歌ってますからねすごいすごいですよねもう本当にねこれ何テイクして撮ったのかなっていう確かに大変そうですよね声がね後入れってことは先にあるのか後にあるのかリズムに合ってますからね口が一応口動いてるからねだから当事者の役者さんたちはみんな歌ってはいるんですよ一応ねうん
そこに吹き替えをしていってるっていう形で
作られている基本的にはラブストーリーでフランスの港町シェルブールを舞台にした物語です自動車修理工場で働く青年ギーギーとあとそのカサヤカサヤさんはお母さんとやってるジュヌビエーブっていうね女性が出てくるカトリーヌドルームをやってるんですけどこの 2 人がこう恋人同士なんですけどなかなかねまだ若いし結婚はまだ早いと思っていたらアルジェリア戦争
によってギーの方は召集されてしまうと 2 年間平気に行かなきゃいけないということで 2 人が別れてしまうっていう物語が大きなねところですねあるある待ってるよって言ってね文通を始めるんだけれどもっていうところね列車がこう別れていくあのシーンももう本当に映画史に残る名シーンですよねうーん
列車からプラットフォームで立っている女性が離れていって聞いていくみたいなあのシーンもとても素晴らしいしそういったねラブストーリーでこれはもうネタバレで言いますけど 2 人は結ばれないんですよねそうなんですよね結ばれないそれで別の人と結婚をして子供を持つっていうところでラストで終わるわけですけど
そういった物悲しい非常に悲しいけどそれぞれ 2 人は幸せなんですよねハッピーエンドなんですよハッピーエンドだけど見ている人にとってはなんだこの少し悲しい感じはっていうのがハッピーエンドなのにっていうじわじわとした感じそうですねギーの子供がいたんですよねそうですね出生前に 2 人は結ばれて子供ができてしまうと
で手紙に書くんですよね男の子だったらフランソワ女の子だったらフランソワつなずけるっていう手紙を書いてやり取りをするんだけどだんだん彼から手紙は届かなくなるんですよね一方でその笠屋さんが経営がうまくいかなくなって借金でもう取られてしまったお店を困ったお母さんは宝石商のね若い宝石商に助けを求めてその宝石商とジュニビエーバー結婚するっていう話になってしまうと
いうことでジュニビエーヴは宝石商の妻となってギーの娘を出産するわけですけどそれが最後再会するっていうね物語ですよねそうガソリンスタンドで再会するんですよねそうですね
ガソリンスタンドを持つのは夢なんですよねそれを叶えるんですよギーのおばさんが一緒に住んでてその人は病弱でその看病してくれる女性がマドレーヌって言うんですけどそのマドレーヌと 2 人は最後結ばれてギーはガソリンスタンドを持つ決心をして借金をしてガソリンスタンドを建てて
でそこにクリスマスの夜にジュヌビエーヴとフランスオワーズがやってきて偶然知らないんですよ知らないガソリンスタンドに来てみたらあれあの人がいると素晴らしいイラストですよね娘には会わないんですよねそう会ってくっていう風に聞くんだけどいや僕にはいいよみたいな
彼にはフランソワって名前をつけたマドレーヌとの子供が息子がいるんですよねだからジヌビエフは最後知らないんですよね彼が結婚をしてるってことは知ってるし子供がいることは知ってるけどフランソワって名前をつけた子供までは知らないっていうそこを言わないっていうのがすごくいいなと思ってそうですねあのシーンはね本当に見てて心が締め付けられるような思いになりますよね切ないですねうん
これはねジャック・ドゥミー監督っていう本当にフレンチミュージカルの女性が作った傑作なんですけどカラーコーディネーションが素晴らしい冒頭の雨傘のシーンがね上から道を歩いていくいろんな人の傘の色が赤だったり黄色だったり青だったりっていういろんな色の傘が歩いていくっていうシーンを上から撮っているっていうのはすごく印象的で確かにあと傘の
笠谷の壁紙はねすごいすごい濃いピンクだったりなんかこう印象に残る色がたくさんありましたよねでギーが着てるシャツがスカイブルーだったりマドレーヌのスカーフがねすごい綺麗な緑なんですよねすごくカラーコーディネーションがすごくてやっぱり歌と色とで物語とでこう見せるっていう非常に本当ミュージカルらしいうん
作り方がね本当に印象的な作品ですよねお二人結婚されてないですけどこのラストどういう風に見ましたかさっきガソリンスタンドに来たのが偶然っていう話になったんですけどこれ偶然だったのかなって思って間違えましたねあえて寄った?知ってた?これはあれですよ孤独の自由というか解釈のそうですね見ていてまあ
まずそのたまたま寄ることはたまたま寄ったのかもしれないけども可能性が頭にあった可能性はあるしもしかしたらいるかもしれない結ばれなかったそのギーが出してるガソリンスタンドに彼女はもうあの
ジュヌビエーヴは結婚してパリに住んでいるのかな 宝石商と一緒にいて髪の毛もすごいなんかあの持ったあのセレブリティの髪型とその服を着てるんですよ 毛皮のねそうですよね明らかに金持ちなんだよね その時も最初のその 17 歳の街角のその雨傘を売っていた娘とその
自動車整備をしていた男の感じからまさに垢抜けというか遠い存在になってしまってくるんですけども会った時にやっぱり娘を車に置いてガソリンストーンの中まで来て話をしようって言うんですけどなんかこの時に僕はちょっと気持ちがあったのかなとかも思ってしまってジュヌビエの方がギーへの気持ちがあったのかなとかも
思ってしまってギーは娘に会わない会ったらやっぱりしがらみも生じるし自分にはもう息子もいるし結局帰るんですけども
ジェルビエーヌは今幸せなのかどうか僕には分からないなって思ってその時に彼女は聞きますよね幸せなのってそうですそうですヒーは幸せだよって答えるけどでも私も幸せよとは言わないもんねそうなんですよね最後そのヒーター絵でクリスマスの帰ってきた妻とフランソワマドレーヌとファンソワが楽しそうにしているところで終わるからギー側は多分幸せなんですけどハリエーですね
なんかその幸せなのかもしれないけども何かその昔あった恋愛の可能性だったりなんか面影を求めてきたのかなとかそうじゃなかったとしてもたまたま来たとしてもなんか気持ちはあったのかなっていうのを思ってしまってだからそれをでもそれを選び取らないっていうそのギリの方はそこにすごく粋な物語だなってああ
近年なかなか難しい 粋っていう野暮の大義語らしいんですけども僕すごい物語に 粋な物語ってすごく難しいと思ってて昔九起修造っていう哲学者が 粋の構造って本書いてて僕その本結構難しかったけど好きだったんですけども 日本に特有の粋っていうのは
恋愛とかで相手を思考してその人と一緒になりたいと思うんだけどその中に諦めがあるみたいなその半分その対義語は野暮でもう駆け落ちしちゃうとかものすごい続婚になっちゃって相手の女性とか男性に絶対性を感じてそこに行っちゃうのが
昔の江戸の恋愛って言ったら野暮でそうじゃない例えば不倫してるとか不倫じゃなくてもなんかお互いちょっと一線引いてお互いに悲劇の予感というか諦めもありながらある関係がつかず離れずが行きみたいなことをそこで説明されてたことがあってごめんなさいなんか最近読んでないので全然違う話かもしれないですけどそういうのがあってなんかそれをすごく思い出して最近ってヒロインが決まってたら絶対的にそこに行くことが多いなってなんか
確かに諦めないというかヒロインが提示されたり主人公が提示されたらそことそこに行くかそこと破断はするかもしれないけどがあるなと思ってでもこのシェルブールの天傘はお互いまだ可能性も予感もある状態ででもそれを選ばないっていうのはなんか粋で悲しい話だなって思って最近なかなかこういうのないなって思いましたね
多分今はやっぱりたくさんの人に受けなきゃいけないっていうのはより強いからそういうことあるでしょうね分かりやすくない感じもやもやするじゃないですかもやもやするんですか終わってすっきりはしないんですよねそこを先取りしちゃいますけどそこを楽しむのが映画だと思うんですよね私はうーん
このラストでこう描いてるけどこの二人は今後どうなっていくんだろうっていうことを想像して見終わってどうなるんだろうなっていうのがいい映画の作りだと思っていてこれ私の小学校の時の体験なんですけど映画の話何か分かんないんですけどみんな金曜ロードショーかなんかで見て次の日だったか翌週だったかあった時にこの間の映画見たって話してるやつがいてなんか最後よく分かんなかったよねみたいな
ってやつがいたんですよで私はえあの終わり方めちゃめちゃいいじゃんみたいなあの分かんない感じがいいんだよみたいな山下少年の事態からもうシネバの心は芽生えてたんですねもちろんですよ欠かさずね映画の金曜ロードショーもう
土曜日も日曜日も見て学校に行くわけですけどそんな風に見るやついるのみたいな分かってねえなみたいなのは思ってましたそれは山下さんの方が少数派だったんですか絶対そうでしょうね話はしなかったけど確かに全然よく分かんなかったねみたいなことを言ってるやつがいてそれは違うよあれ君分かんないみたいな
山下さんも若干あれですねレディーバード派っていうかその街の中で俺はちょっと違うことを考えているけど仲間はあんまりいないなみたいなそれはそうですよだってずっと大きくなるとずっとゴジラが好きなんですよそういう人少ないですからねみんな卒業していくから
しかもゴジラが好きでもゴジラが街を壊すのが好きなんじゃなくてそこのドラマが好きなんですよねそうそうそう言ったら家庭がねそうですそうですなんだねだからそこの最近確かに
分かりやすいラストっていうのは求められる時代であるっていうのはしょうがないなと思うんですけどだからこそそうじゃないちょっとやっぱ低予算であってもそういう味わいのあるラストまさに生きるなんてそうじゃないですかあれってやっぱり解釈の仕様がいくらでもあるしああいう終わった後にどうなるんだろうとかどうなっちゃうんだろうとか見る人に考えさせる映画っていうのはやっぱり一番優れた映画だと思うんですけどそういう映画はぜひね
まさに前回ね紹介したあの 3 本なんかもラストこの後どうなっていくんだろうっていうのがねきっと気になっていくものだからそういう作品をぜひね見てほしいなと私なんかは思いますね分からなさとか分かりなんか全部をバッて言っちゃうよりはちょっとその
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終わってそういうおばあちゃんに伝えてましたからですよね孫にねもののけ姫みたいなの見せると思ったら全然全然難しかった全然違ったから確かにそうあれはもしかしたら余地がありすぎる作品なのかもしれないですねうん
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中にデニールは失業中のトランペット奏者でおそらく兵役に行ってたんでしょうね今は失業中で戦争が終わったからオーディションを受けてどっかのバンドに雇ってもらおうと思って出かけていくシーンから始まるんですけどそこでライザー・ミデリー演じるプランシーヌに出会うんですねもう一目惚れちゃってナンパするんですけどそのナンパがひどいナンパなんですよそうですね
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で別れちゃうんですよ別れてしまうんだけど彼女はハリウッドに行って大スターになるんです大スターになり一方デニーロはデニーロでとりあえず上手な上手だから自分のジャズクラブを持って一応そこでそれなりの成功を収めてニューヨークに外線で妻が帰ってきた時にそこのコンサートに行って最後幕屋裏で話すと
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その曲をライザー・ミネリーは自分なりに編曲してみたのこれが最近のポップな感じで良かったでしょっていうと彼は良かったそこを認めるんですねそうだから彼らの 2 人で作ったものをアレンジして消化したことについては内心分からないんですけどやっぱり認めざるを得ない部分は持ってるんですよね彼もねで最後ね分かり際にこの後食事しないかって言って 2 人で話したいことがあるんだと
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がドラムセットとか送ってドラムセット前叩いててねやっぱあなたにいて才能があって上手なのよみたいなこと言ったりするんでで時々会ってるんでしょうね息子もパパに会えて嬉しいみたいなこと言ったり練習してるよみたいなことを言ったりしてデリーヌもすごく嬉しそうな感じでまた会おうみたいな感じで楽屋を出るんですよ
ずっと楽屋の下で待ってるんですけど彼女は来ない来ないんですね彼女は一度エレベーターのボタンで下に降りようとするボタンを押すんだけど押すのをやめてまた楽屋に戻っていくっていうところで物語が終わるなんとシェルブールの雨傘です確かに非常に似たような構造の物語なんですよそれもやもやしますね最後もやもやするでしょうね
でもデニーナはねそんなに嫌な顔せずにね出てこないなって言って普通に帰ってくっていうところで終わるっていうね非常に切ない感じなんですよねこの 2 本を聞くとあの映画しか思い浮かばないですねそうなんですよこれはですねこの 2 本はララランドの元ネタになっている作品なんですよデミアンチャゼル監督はねこの 2 本が大好き
もう完全にこの 2 本が直接的に直接的なラストはシェルブーのラマーガサと一緒ですよねそれはちょっと思いました金持ちと結婚したミアちゃんそしてそれなりに自分なりの小さな店を持っているセバスチャンが 2 人出会って最後見つめ合って終わるって
ラスターは全く同じ構造で音楽性というか芸術性の違いで離れていってしまうっていうこの二人の関係性はニューヨークニューヨークそのものなんですよララランドの最後のシーンで回想シーン
こうあったかもしれないの回想シーンが出てくるの面白いですよねあれはねまさにねニューヨークニューヨークで終わったシーンから始まってるって考えるんですよねあれはあれ楽屋裏から出てこないっていうシーンで終わるんですけどニューヨークニューヨークはねそのもしかしたらあったかもしれないっていうシーンはねあれ実は 2 人セバスチャンとミアが楽屋裏っていうところから出てくるシーンで始まるのそう
そのシーンから始まって 2 人が結ばれて結婚して彼女は映画スター彼は彼でジャズピアニストとして成功してるっていうシーンなんですけどあそこは本当にニューヨークニューヨークの終わりから始まってるっていう風に見えるんですよねすごい
ララランドの最後のあれですよね回想のところってなんかあの出会った最初の方のセバスチャンがピアノ弾いててセッションのフレッチャー教授みたいなのがフレッチャー先生にね首だって言われてその時は機嫌悪くてミヤに構わなかったけどそこでキスしてっていうイフストーリーみたいなあそこが楽屋裏っていうか店のところから出てくるところってことですかそうそうそうそうあのとこにね楽屋裏って書いてあるの
完全にそうじゃないですかじゃあそうなんですよもうそれをその先があったんだよっていうそういうもしもの世界があったでそれを生きることもできたけどでも現実はまあね違うわけですけどでもそういう道だってあったよね
っていうことを現実とは違うからダメじゃないかっていう人がいるんですけどあれはああいうのもあったからこそ今があるっていう風に考えるべきでそれちょっと聞きたかったですあの手法ってなかなか珍しいっていうか映画ってフィクションの中の何かのストーリーがいくけどララランドは完全に最後メタっていうかあれって映画ですっていう感じでイフストーリーが流れたじゃないですか山下さんはあれ見てどう思って
映画好きとしてはミアとセバスチャンは一緒にならなかったけど一緒になったらこうだったっていうのが流れたわけじゃないですかある種二次創作っていうかでもあれはねやっぱりニューヨークニューヨークを大切にした時期にしている以上仕方ないのはやっぱりあの物語の根本的な部分で芸術性が合わないアーティスト二人は分かれざるを得ないんですよ
やっぱりこれはニューヨークニューヨークも一緒なんですけど男の方は基本的には古典ジャズの古典を保存したいと思っているそこも一緒なんですか女性の方はポップな音楽を志向していてまああの
ララランドは俳優さんですけどポップとトラディショナルなものっていう全く方向性が違うんですよねだからその芸術家としてお互いに見た時に君のやってることは僕は違うと思うっていう
風なことを思ってしまう以上やっぱりあの二人っていうのは根本的には分かり合えないっていうか結婚はできるけれども長続きはしないんだと思うんですよねそこが多分一番の言いたいことで多分デミアンチャセル監督が自身がそうなんですよねセッションがそうじゃないですかセッションで恋人がねできるように来るじゃん俺はなきゃいけないんだよみたいな
俺はこの集中しなきゃいけないんだ別に集中するのはいいんだけど時々会えるでしょみたいなそんなダメだみたいな言うじゃないですかあれはデミアチャテル監督自身だから自分はそう思ってるんですねもう女はいらねえとそんなのに構ってられないんだでセバスチャンも同じこと言うんですよね私たちフランスに行ったら私たちの関係はどうなるのって言ったらそれはフランスに行ったらもう君はそれに没頭するしかないよ
やっぱりその芸術的な成功を求めてしまう以上そこにやっぱりいろんな恋愛とかっていうものを買い出させちゃいけないっていうのがデミアン・チャゼル監督のやっぱりこの芸術性というか自分の持っている骨格の部分だからだからニューヨークニューヨークが好きなんでしょうねそうなんですよヤンヤン じゃあ本当に同じストーリーっていうか同じテーマですね深井 そうなんですよね
だから山下達郎さんとさあの人たちすごいなと思うのはああいう方向性多分一緒なんですよねだから一緒にいられるそう一緒にいられる倉田圭介さんと原由子さんみたいにああいう人たちってやっぱり方向性が違わないんでしょうねきっとね確かに確かに
仲良いじゃないですか確かに山下敦郎が曲書いたりねラジオ出たりしてますからね確かにだからああいうパターンもあるけどやっぱりその芸術家っていうものの同じやっぱりものやってるとあなたと違う方向性の時にやっぱり合わないなっていうそれ一緒に生活できないよっていう芸術家もきっといるんだなっていう一緒にいるためにはどっちかが
諦めなきゃいけないだからメタの映像の中でセバスチャンは店持ってないんですよねフランスに一緒にピアノ弾いてるだけだから有名なジャズクラブで弾いてるけど自分の店を持つっていう夢は諦めてるだからそこはやっぱり彼女の夢を優先させてしまったっていうことで彼の夢は叶えない叶わないっていう辛い現実も実はそこで見える
幸せなんだけどね幸せなんだけどもしかしたら先には彼はジャズクラブを持ちたいってことで別れる可能性もゼロじゃないだから結局はね夢を追いかけたっていう意味ではセバスチャン側もそっちの道選んだからしょうがないよねっていうところにはなりますもんねそうなんですよねでもニューヨークニューヨークで出てくる二人が作った歌を歌うシーンがあるじゃないですかセバスチャンは
セブスっていう彼女の作ったお店の名前とロゴとあと店ではチキンを出してないんですよね酒しか出してないんですよ彼女と共に作った店だって思ってるんですよね引きずってる感はこっちはねそうそう彼の方が結婚しないっていうのもあるからねちょっとね高木くんみを感じましたよね確かにセブも最後女性の影はなくでしたよねそう
本当だみんなやっぱ男の方はなんか物悲しくそう物悲しいんですよ女性は何か次のパートナーがいるっていうのがねそうなんですよね音楽性が保守的であるからっていう部分と女性の方が割とポップな世界に行ってるから明るく描かれてるっていう部分もあるんですけどそこの対照性が非常に際立つ 2 作品ですよねそう
デミアンチャセル監督のデビュー作っていうのはガイ&マデリンオンアパークベンチっていう作品なんですけど日本では公開されてなくてガイとマドレーヌパリ公演のベンチで作品でもうもろにねシェルブールの天傘は私好きですっていうことを言ってるしミアが一人芝居やるじゃないですか大根役者だって言われる
あれ役名がジュヌビエブなんですよすごいこの 2 つが大好きでこの 2 つを融合させた他のいろんな作品なんかも融合させてこれまでの傑作ミュージカルを取り入れた映画ではあるんですけどニューヨークニューヨークはさっき言ったように飛ぶ鳥を落とす勢いだったデニーロとマーティスコセッシーが挑んだ作品なんですけど
もう全然ダメなんですよ工業的に大失敗を犯してしまいやっぱりミュージカルはダメだったんだっていうことになるんですけどそれをデミア・チャデル監督はララランドで大成功するじゃないですかそうですね音楽もとても良かっただからねスコセッシュができなかったことを
デミア・チャゼル監督は多分 20 何歳で失礼してしまっているというねそういう本当にでもこういう物語の繋がりがあってこの作品に昇華されていると考えるとやっぱり映画って繋がっているんだなっていうことをそうですねニューヨークニューヨークがなかったらラララランドもなかったわけですからね大成功だったら逆にちょっと作れないかもしれないし確かに
ニューヨークニューヨークって全然配信もされないしだから見えなかったです DVD もねなかなかないんですよねそうなんですよ多分ねララランドがあったから DVD 化しようとかそういうこともきっと逆にねこう見たいっていう人がね出てくるパターンですね本当にねこの 2 つの作品物悲しいラスト
それをどう受け止めるかっていうのはね見る側にも求められる本当に味わい深い作品と思います 3 本目いきます話はまだ続きますが続きは次回この番組へのご意見ご感想も募集しております概要欄のフォームからどしどしお送りください