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cover of episode 家族と友と恋人と……別れと出発の季節 青春映画って、やっぱり良いですね #52-279

家族と友と恋人と……別れと出発の季節 青春映画って、やっぱり良いですね #52-279

2025/4/15
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高鳴る鼓動 溢れる涙 みんなで話そう映画の魅力朝ポキシネマ 別れの季節の映画をお届けします朝新聞の山下周平です 本日はこのお二人とご一緒します音声チーム員の堀江真由です飯島圭司ですよろしくお願いします声大丈夫ですかすいません 花粉症で喉をやられてしまいまして別れの季節の前に花粉の季節が来てしまいました

そうですね春ですよね春ですね配信されてる頃にはだいぶ暖かくなってる可能性ありますけどもう年度を越して 4 月になっているということで別れの季節は終わってしまってはいるのですが別れとスタートが交錯する 3 月 4 月私も朝っぽきシネマを一旦離れることになりましたこの劇場の支配人が支配人だったんだ今さら急に

1 年間労働組合に行くことになりまして常に 1 回誰かしら音声チーム員がね行ってますね岸上さんも今永さんとね行かれてまして私が順番で行くことになりましたのでちょっと朝僕シネマは私がねやる会はちょっとしばらくお休みということでという感じでございますということでこの別れとそしてスタート新たな旅立ち

を巡る映画を紹介したいと思います前編はですね青春編ということでですねまず先に作品いますねレディーバードブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー3 本目が桜の園これ 1990 年版の桜の園という日本の方がですねこの 3 本を取り上げます

そして今回はネタバレがありますので見てからの方がいいという方は一回ここで止めていただいて見てからまた戻ってきてほしいと思います確かにこれはそうですね見てから聞いた方がいいかもしれないですねやっぱりクライマックスはなんとなくね青春映画なんで収まるところには収まっているんですけれどもやっぱり味わってみずみずしさと

悲しさとそして少し前を向く感じを味わっていただいてまた聞いてほしいなというふうな 3 本でございますなんかあんまり倍速向けじゃない感じですよねそうですねそういう映画じゃないですねこれはねそんな感じがしましたやっぱり映画っていうものを楽しんでほしいという感じの 3 本かなと思っております 1 本目は 2017 年レディーバードという作品ですご覧になっていただいたと思います見ましたよ

ねこれそもそもね最初の簡単な説明ですけどこれ監督がね グレタガービークさんというバービーの監督さんですねバービーの監督さんでまあご自身の反自伝的な物語でまあこれで グレタガービークという名前がこう世の中に出てきた感じの

作品ですねアメリカのカルフォルニア州の州都なんですけどサクラメントという比較的小さな町に住む高校 3 年生の物語でこの 3 年生のクリスティンという女の子が自分のことをレディーバードと呼んでいる

でそのレディーバードちゃんはめちゃめちゃパンクなんですよねそうですね冒頭からお母さんと喧嘩になってドア開けて落ちるっていう車の運転してる走ってる車が飛び降りるっていうねシーンで手を骨折するところから始まるというパンクな女の子の 1 年間の物語

大学に進学するまでの物語ですめちゃくちゃ面白かったですめっちゃ良かったですなんか名前は聞いたことあって見てなかったんですけどバービーの人って聞いてどんな感じかなって思ったんですけどこれ誰が見ても共感できるんじゃないかなって思って

それはどこがですか例えばまずあれかな誰が見てもというか東京に出てきた人間とかそうですねどこかに上京したり進学したりした人間だったらその感覚ってすごいわかるんじゃないかなっていうつまりその完全にそのアメリカの地方と都市の対比がすごく描かれてて地方の閉塞感うん

私何にもできないなっていう思春期のそのルサンチマンっていうか

自分の裁量のなさ人生のがものすごいわかるんですよお金がないんですよねちょっと貧乏なうちなんですよねお父さんが心の病で仕事ができなくてお母さんが夜勤の仕事で看護師さんやってるんですかね家族の家計を支えててお兄ちゃんは名門大学に行ったんだけど地元に戻ってきてあんまり給料の良くない仕事に就いてて転職考えてるみたい

そういう感じで本人はニューヨークの学校に行きたいんだけどそんなお金ないわよあなたの学力できるわけないでしょみたいにね周りからも言われてちょっとそこが私はニューヨークに行きたいっていうね思いを持ってるけどなかなかそれは簡単には実現しなさそうだっていう感じのところから物語が始まってきますよね東京に出てこられた経験のある堀江さんどうですか

そうですね周りが私も地元に残る人がほとんどだったんですよなるほどそうなんですかそうで

行って関西の方に行くのが当たり前で名古屋の大学とかがもう素晴らしいみたいなで三重大とかもみんな行ってっていう感じで東京に行く人なんてほとんどいないしそういう感じだったんですねそう名古屋がねそうそうそう名古屋が全てみたいなそっかそっかそっか全てとは言わないですけどほとんど行く人がいて三重県内に残る人もすごい多かったような

ところだったんでとても痛んも痛んでしたねそうなんですねじゃあレディーバード的な感じあんな車から降りたりしないですけどそうそうそうねそんなね落っこちて骨折って

ギブスにねお母さんの悪口書いたりとか F ワードマムって書いてるんですよねそうそうそうであとクラスの生成規模とかをねこっそり教室に入って先生の机から盗んで捨てちゃうとか自分の内心点悪いって聞いて全部息するんですよね資料あれダメですよねその後先生がねもう自己申告であの

言ってきなさいって言ってリリーバードちょっと上のやつを言うプラスですねお前 B マイルしなかったっけみたいなちょっと背伸びしちゃう感じねあと問題発言で低額になっちゃったりとか好きな男の子にいい顔しようと思って下かぶりしたりとかっていうある意味でみんなに当てはまる青春のちょっと痛いところが

ちょっと背伸びして友達のキラキラした方のグループに入ろうとしてちょっとドレスとかもダサいのに陰口言われてるけど本人気づかないみたいなね結局戻ってきてやっぱり自分とちょうどいい友達が良かったっていうところ最後のところもありましたけど霧島に近いところも感じながら見てましたすごい感じましたね

スクールカースとかね少し描かれてる部分があるからそういうところがねありますよね確かに親友との関係ね一度こう悪くなっちゃうんだけどやっぱりあなたが一番の友達よっていうところに戻っていく部分なんかはねとってもいいですよねうん

それであのお父さんとの関係もねお母さんとは気持ちがぶつかっていつも喧嘩ばっかりしてるんだけどお父さんすごい理解者なんですよね心の病気で仕事しづらいんだけどでもレディバードについてはあなたのことをちゃんと自分も考えてるってことでこっそり小学期のね

手続きとかをしてくれる仲間というかそのお父さんのおかげで奨学金を手に入れるんだけど一方でお父さんやっぱり仕事がうまくいかなくて就職の面接に行ってうまくいかなくてそれこそ年下の面接官に君はダメだみたいなことを言われて帰ってくるとまたお兄ちゃんとそこで鉢合わせしちゃうっていうね

そんなシーンもあったりして家族が本当にあんまりうまくいってない中で自分の新しい進路自分はやっぱりニューヨークに行って新しい世界に飛び出していきたいっていう思いをこのもどかしさがね家族との確立家族との関係っていう中でどうしようっていうみんなある意味でほとんどの人が経験する青春の心の揺れみたいな

やられて作品ですねアメリカの話ですけど僕も札幌を思い出しちゃいました見てて

なんでしょうね車に乗れないと地方にいると無力感がすごいんですよねわかります?わかりますどこにも行けないしあるね確かに高校生ぐらいまで何もできないんですよね行けて近所のショッピングモールぐらいそうチャリで行けるところそうね確かにイオンとかそこっているんですよね知り合いがねいるねだから地方のその

閉塞感と良いところでしかもこれめちゃくちゃカトリックなんですかねそのキリスト教の学校でパンクな女の子が目立っちゃうんですよねこの街でそれ思春期は空痛い格好したくなるよなってすごいシンクロしましたね

それをさっきね名古屋が一番っていう話してましたけど我々の地元もさ名古屋に行くか東京に行くかって選択肢と地元に残るって選択肢があるんですけどやっぱり地元の大学に行くっていうと自動的に車買ってもらえるって

セットなんですね初めての夏休みに帰ると地元に残ってるやつ車に乗ってて送っててやろうかみたいなちょっとどやってねこっちはこっちは都会にいるんだぞっていう気もありつつも帰るとやっぱ弱いなみたいな山下さんはいつ免許取ったんですか私はだから大学入った年の夏休みですかねそう

でもだからそこも差があって自分の車か家族の車に乗ってるかっていう違いもあって私はじいちゃんの軽とか乗ってるとちょっとダサい感じがするわけですよ自分仕様の内側にもなってないしねおじいちゃんの椅子に乗せてあるのがふわふわのやつこれ何なんだろうみたいなのがあったりしてそこはどうしても自分と重ねてね

見てしまいますよね車も結構象徴的にね運転するってことが出てきてそこもすごい感動しちゃってねあれいいと思ったのは運転していくシーンで街の風景とかが映ってたじゃないですか橋の上を走っていくとかそのシーンが終わったそのシーンの撮り方が私はこの風景をずっと見てきたけど

やっぱり改めて地元っていいんだなってことをちょっと思い出してその回想シーンみたいな形で差し込まれてるのがいいなと思って確かにレディーバードが運転して帰っていくシーン母親が見てきた景色と自分が見てきた景色もシンクロさせているじゃないですかあれいいなと思って

いいですよね本当にだからそのふるさとっていうものへの思いとで飛び出していきたいっていう相反するところが描かれててだから高校の時は出たい出たいだったんですけど出てから地元の良さに気づくじゃないですかでこうやってその三重県あるあるみたいなんとかを周りにもね三重県こういうのいいところなんだよって言ってた

自分の地元ってすごいスキッチ的なとこだったんだなって改めて気づくっていうそうですよね彼女がニューヨークに最後行くじゃないですか行った時にどこ出身なのってバーカなんかで聞かれた時にサクラメントって言った時に何?って聞かせた時に

サンフランシスコって言っちゃうんですよね知らないんだサクラメントっていうね分からないからちょっとでもまだそこはちょっと背伸びまだしてるんですよねだけどそれがより良くいいと思ったのはその直後に自分のことをクリスティンって呼んでないですかレディーバードじゃないレディーバードって言わなくなるんですよねそこがすごくいいなと思って

とりあえずそこのサンフランシスコとは行ってみたけどでも自分はそのレディーバードなんだっていうことを一歩ね踏み越えたっていうか一歩越えた感じがいいなと思って

あのラストすごくいいなと思いますねあそこめちゃくちゃ感動しちゃいました僕のオールタイムベストが黒沢明の生きるなんですけども何度も言ってるんですけど生きるの中で今までずっと飲み食いせず飲みとかキャバレーとか行かずに過ごしてきた男が

そのクラブに行くんですけどでもいろいろ飲み歩いてパチンコとかもしたんだけども次のシーンになると朝はとぼとぼ歩いてるっていうシーンがあって僕そこがすごい好きなんですけどもなんか競争の中に入ってみたけどやっぱり朝は

朝になって虚しさしか残らないみたいな結構これ人生のあるあるだなと思って徹夜とかして夜遊びしても結局昼にこう自己実現とか結局仕事とか人生で生きる意味を見つけていかないと意味ないみたいなのが感じるんですけどレディーバードも上京してその男の子といい感じになるんですけどアル中になっちゃって急性アルコール中毒なのかなになっちゃって

あの吐くかなんかして救急車を運んでるんですよねで身の丈に合わないことするんですけども次の日もう化粧もぐちゃぐちゃになった状態で起きて今日何曜日ですかって道の人に聞きながらニューヨークを歩いて結局行く先は教会なんですよねそこがねうん

深井 そうそこが宗教的にも閉鎖したところが嫌だったのに逆にニューヨークに来て歩いてたらやっぱ教会に行くんですよね樋口 そう彼の寄り所だったんだよね深井 そうそうそうそれがすごい感動しちゃいましたね

パンクですごく宗教的な発言としては突飛のことを言うんだけど学校の先生のシスターの校長先生とはすごく仲いいんですよねあなたなんか私の車に神様ずっと神様と結婚してるみたいな落書きしたでしょみたいなことを言って笑ったわみたいなそこで

怒らなくてあなたのこと好きなのみたいなそういう自分を出しているリリーバードのことを評価してるんですよねその意味で彼女は別に宗教的には正しさっていうか経験じゃないのかもしれないけどそこはすごく彼女の中にはちゃんと心の中にそういった拠り所みたいなものを実は作ってたんだなっていうのが最後のシーンでねわかるので単に

お母さんとの確実を乗り越えて都会に出てきたっていうだけの話じゃないんですよねすごくアメリカ的な要素も入っているっていう作品なんですよね向こうに行ってからすごいハッピーな感じでは描かれてないじゃないですかなんかちょっとまあまあねまず失敗しちゃいますしねそうそうそうやっぱり簡単にはその自分の思い描いた花々しい学生生活のスタートではないわけですからねうん

でもなんかその服が若干垢抜けてるんですよあー確かにねそうそうそうそれ見てあー垢抜けたって思って大学行ったなって思いましたね大学あるあるですねそうなんですよそう確かにね

でも本当にお母さんとのねお父さんが言うじゃないですかあなたとお母さんはそれぞれ個性が強いんだとだからぶつかっちゃうんだけどお母さんはあなたのことを愛してるっていうあのシーン本当にちょっと泣けますよねそれまでの伏線でずっと喧嘩しててお母さん私のこと愛してないっていうのを何回も言うそうじゃないんだよっていうのがやっぱり当時はわからない

そこはまあみんなね思い当たる節があるだろうなっていう部分でああいい

それであの最後のお母さんがねあの見送りに来て涙するシーンなんかもね あーそう 1 回ねレディーバード聞くんですよねもう行くけどみたいな感じで本当に見送らないのできない一緒に来ないのって言ってお母さんまだツンツンしてるから行かない 駐車場料金高いからもったいないみたいなこと言って見送っていなくなってからねっ

行くんだけどもう間に合わないんですよねお父さんと抱き合って彼女は行ったんだよみたいな魔女の宅急便みたいな感じあの辺のシーンは少し感じが似てますよねあそこのお父さんもね分かってるから感がすごくあっていいですよねそんなレディーバードグレタワーガービークさんの主制作ということでぜひご覧いただきたいなと思いますじゃあ

じゃあ 2 本目いきますねえ見てみて朝日新聞のアプリ新しくなっとるよそうなの何が変わったメニューっていうタブから連載やコメントクラス記者イベントのアイコンが乗っ取って分かりやすくなっとるんよポッドキャストが真ん中にあるやんあとおすすめなのは記者フォローっていう機能

フォローすると新しい記事のお知らせやイベント出演情報などがわかるんじゃって朝ポキの出演情報も載ってるやんじゃあ水ニュース編集長の水野さんをフォローしてみようかな朝ポキに出とる人だったらなこしさんとかおねき猫の寺下さんとかリーチサンダルの斉藤さんとかいつもどこかでの若松さんとか他の朝リスさんにも教えんとあかんわあなたの朝ポキライフをより豊かにはい

2 本目、ブックスマート、卒業前夜のパーティーデビュー、2019 年の作品ですね。これなんですけど、キャストが似てますよね。確かに。っていうか、親友役が一緒っていう。こっちのが後ですもんね、2019 年。そうですね。ビーニ・フェルドスタインさんっていう、少し体ふっくらした女の子で、いい友達役者ですよね。

大事ですからね脇役の味がどれだけ出てるかっていうのはだってレディーバードはこの彼女との一族を別れてしまってまた戻ってくるっていうところのやっぱり大きなドラマがありますからであのブックスマートもなんか似たような感じになるしこれお二人見てないんですよねこれは見てないんですよこれはですね大変なる問題作でして問題作問題作ですよ

これ簡単なお話の流れはですねこれは高校 3 年生の話これは本当に卒業前夜卒業式の前の日から始まって卒業式で終わるっていう物語なんですけどガリーペンの女の子 2 人がいて主人公の方のエイミーっていう子は社会活動にすごい熱心でコロンビア大学に進学予定であると親友のモリーっていう女の子はイエールに行く

で生徒会長務めているもう 2 人ともいい大学に行くためにすごい勉強してガリ弁をガリ弁だったとで卒業式生徒会長だからね総代として挨拶もする誇らしい気持ちいっぱいなわけですけどそしたらすごい悪口言われるんですよあれあいつはなみたいな本当に勉強しかしてないみたいなうん

っていうチャラチャラしたやつに悪口を言われるんですけどチャラチャラしたやつに私はイエローに行くけどねっていう風に自慢をしたら僕も MIT 行く俺大学行かないけど Google 行くみたいなこと言われてえ?みたいなあんたたちずっと遊んでたじゃないみたいないや遊んでたは遊んでたけど一応勉強もしてたし

でチャラチャラしてるやつに聞いてたらみんないいとこ行くわけですよあれみたいなおかしいぞ音あれ私たち一体なんだったのみたいなことになって

もう最後のもう高校生活あと 1 日しかないもうその日のその日にパーティーに行ってもうぶち上げるぞっていうことを 2 人で計画をしてですねパーティーに行こうとするんですけど遊び慣れてないせいでどこでパーティーやってるか分かんなくてそもそもねそれでどうやって行ったらいいかなっていろんな人に聞いたりして結局行くまですごい時間がかかるっていうこれ割とアメリカ映画である

物語の形でパーティーに行けないたどり着かないっていう映画がこれまでいっぱいあるんですけどその中の一作品ではあるんですが高校生の 2 人の女の子の物語なんですけど下ネタだらけでここでは言えない下ネタシーンがあってぜひそこを見ていただきたいなと思います見てほしいんですねそこはネタバレしませんので

はいそうでこのねそういうのレディーバードとこの 2 つの作品は結構まあ物語的に似てるわけですよ 2 人の女の子がそういて卒業式で旅立っていくわけですよね 2 人ともあのロサンゼルスが舞台なんですけどそれぞれ東海岸に行くっていうことなのかなっていうことでは旅立っていく話なので物語に似てるんですけどめちゃめちゃあの下ネタが多いじゃないですかうん

こういうのって日本の青春映画って基本的にないんですよねあんまりないレディーワールドの時の女子同士の会話で

そういうなったらどうするみたいないろいろ会話があるじゃないですかなかなかああいうシーンないですよね初体験のシーンもありますしねティモシーシャラメと初体験をするんだけどお互い初体験だと思ったらティモシーシャラメは 5 人目だったみたいなしかも相手も覚えてないとかもう最悪って言って出ていく

ああいう表現の仕方とかって非常にアメリカ的っていうか日本の映画にはないなと思っていて

ああいう下ネタもありつつすごく泣けて笑える作品っていう意味で青春映画ってなかなかないなっていうのがいろんな青春映画を見てきたんですけどそこ大きな違いだなっていつも思って見ています山下さんはこのガリ弁で進学したっていうのと周りは遊んでたけどちゃんといいところにも行ってるみたいなシチュエーションにやって行くわけないんですかでもいますよね必ずねあれ嘘あいつあそこ行くのみたいなのもありましたよね

私全然勉強してなかったから浪人しちゃったし私は評価と自分の評価と自分の結果は一致して勉強しなかったんだよねみたいな結局あれは不利だったんだよなみたいなでもいますよねあの人そんなにいい大学行くんだみたいなのはあったんでその意味で自分と共感する部分はありますね

でもねこの映画のいいところはそういうある意味で自分よりも遊んでたのにいい大学に行くっていう友達がいっぱい出てくるんですけどそこでは最初は確実があるわけですよお互いになんだよあいつらみたいに思ってるんだけど実はその一晩のパーティーの中でだんだん打ち解けてくって話なんですよお互いがお互いを知らなかっただけであなたなんか意外といい子ねみたいな意外と面白いじゃんみたいな

とかっていうシーンがあって徐々に打ち解けていって最初は悪口言ってた子も同じ大学イエローに行くっていう子が出てきてその子の最後は高校の時のあだ名で呼ばないでねみたいな

ちゃんと名前で呼び合おうよみたいなこと言って大学に行ったらリセットしようっていうねそうそうまたねみたいな感じでなったりで淡い恋もあってモリーの方はね結局ダメになっちゃうんですけどエイミーの方はもともと好きだった人が別の人が好きだっていうことになって失恋するんだけどそこでまた新たに別の相手が見つかって留学先でまた会いましょうみたいなので最後別れるっていうシーンがあったりしてそもそもね主人公のエイミーはレズビアンなんですよ

そこもやっぱりなかなか今らしい感じ今時の感じでレズビアンであることをカムアウトしてるっていう事実が前提にあってだからみんなあなたは好きな子は同性の女の子なのねみたいな感じで話し合うしてるとかっていうのそれを自然に話してる感じがあってそこすごくいいなと思いますね新しい恋人ができそうな雰囲気で終わるっていうところも

恋が始まりそうなそうそうそうそうでなぜかカーチェイスみたいなシーンがあったりしてっていう非常になんかの本当に学園コミディ青春コミディという感じで終わっていくんですけどそのやっぱりこの確実なったいわゆる上位クラスの

自分たちが上位だと思ってた人たちとの確実な溶き合っていくっていう感じなんか本当にブレックファーストクラブっていうこれはね 1985 年の映画なんですけどこれスクールカーソンについて描かれててそれもあのなんだろうなアメフトとチアリーダーあとイケてないチームとヤンキー

っていう 3 つのカテゴリーの人たちが補修で一つの教室に集められてその中で会話をしていくうちに打ち解けていくっていうそう意外とこう話していくと共通点とかあったりそうそうそうそう

別になって同じ年生きくらいに生まれて同じような環境で育ってきてるからそんなには違わないわけですよねだけどなんとなく今いる立ち位置の中でチームで分かれていくっていうある意味社会の宿図みたいなものがあるわけですけどでもそこって別にそんな大した壁じゃなくて話していけば意外と自分と同じこと考えてるんだなって思ったりするっていう部分で青春っていうものを描く構図としてすごく面白いっていうか

こういう映画を引く方もあるんだなと思っておそらくこのブレックファーストクラブなんかも参考にして作られてるんじゃないかなっていう映画ですよね

あとですね全然これ話と全く関係ないですけどすごいとっぴな友達が出てきてとっぴな友達とっぴな友達が出てきて絶対役中だみたいな薬いっぱいやってるみたいな感じで出てくる人がいてパーティーで行く先々先回りして待ってる人がいるんですよジジっていう女の子なんですけどあなたそこにもいるのねまたいるみたいな怖い

怖い

調べててあなんとみたいなそこで出てくるとはそうそうそうっていうのもありまして非常にねその意味で笑って投げてそして下枝まで楽しめるという森田区さんの青春映画

ブックスマートですなかなかちょっと今簡単に配信とかやってないみたいなのでそうやってなかったんですよねやっててもおかしくないんですけどこの下ネタのせいなのかなといろいろ考えちゃいましたけどいろいろ規制があるのかなだけどこの一晩で一気に成長するこの二人の物語っていう部分であ

青春って凝縮してるんだなってことはよくわかる卒業間際になると一気に成長する感じないですか受験とかもそうですもんね直前になって火がついてみたいな

そんな感じでですね洋画 2 本を紹介してきたんですが最後の 3 本目桜の園という映画は邦画です 1990 年の作品でチェイホフの桜の園っていうね舞台があるんですけどそれがモチーフになってるというかある女子校これは東京に進学するっていう会話出てくるから若干地方なんですよねうん

桜メントぐらいの街なのかな実際は埼玉の県立学校で撮られてるんですけどそこが女子校という設定で春になって新学期を迎えると創立記念日があってその日に演劇部が桜の園っていう舞台を上演するっていうのが恒例行事になっているその創立記念日の朝から舞台の幕が上がるまでの 2 時間ぐらいレディーバードは 1 年でしたはい

ブックスマートは一晩でしたこれは 2 時間ですすごいですね 24 みたいなリアルタイムですよ本当にリアルタイムで進行しています本当に高校生しか出てこないんですよ 20 人ぐらいの高校生だけ先生とかも出てくる先生も出てくるんですけどほとんどコモの先生とやりとりが多少あるぐらいで大人はほとんど出てこない

基本的に女子高生 20 人ぐらいの会話劇でアカデミー賞にも多数ノミネートされ桐山純法でも非常に高い評価を得ている作品なんですよこれ本当に大きなドラマ展開とかほとんどないんですよどんどん返しみたいなのはなくて別に舞台が始まって終わるんですよ舞台がありました何人か出ていってそれで終わっていくこの舞台の様子はやらないんですねやらないんですそうなんですよ

だからそもそも朝始まって部長がねすごい真面目な性格なんですけどパーマかけてくるんですよそれは結構大事件で周りの人があれ髪型変えたみたいになって今ザワザワするわけでおそらく高速で多分ダメなんですね

はっきり言ったらわかるんですけど多分ダメなんですよでもう一個も実は問題があって前の日に部員の一人が他校の友達と一緒に喫茶店でタバコ捨てたってことで警察に報道されちゃうダメですねで連絡も回ってあれ大丈夫なのかなみたいに言ってるとどうも職員室で桜の園は上演しない方がいいんじゃないかっていう話になっているえどうしようみたいな話でどうしようっていうので 2 時間っていう笑

事件はそれだけなんですよねそれやるかやらないかっていうのの 2 時間の物語なんですよねこれすごいですよそれだけの舞台演出で基本的にはもう本当に出てる人たちの会話だけありそうなシーンばっかりっていうことそうだから基本的にはねちょっと髪型の話したりとか恋話したりとかでこの間見たテレビの話みたいな本当ありふれた会話だけずっとしてるみたいな

のでこれ桜のソウルやんないのかなみたいなえーそれやだな困るみたいな話だけしててちょっと時代が 1990 年にとってるんで人によっては高校卒業して結婚するみたいな話とかもあって結婚式どこでするのみたいなそういう話とかするぐらいでだからその時代のこの高校生の普通の会話だけで物語が進行していく話ですね

でこの作品すごくいいところはできないかもしれないっていうなった時にみんなが部室で話をするんですけどその時に 3 年生にとっては当然最後の桜の園でそれができないってことはほとんど 3 年生で配役されてるので当然だからもう自分たち演じることなく終わってしまうそうですねちょっと悲しいじゃないですかそんなのは嫌だっていう意見がある

で来年の今頃になった時には 2 年生が 3 年生になってその時はできてなんで私じゃできるんだろうみたいなその 3 年生ができなかったと悔しさみたいなのが自分には残って嫌だみたいな話がありそれ当然ですよねみんなそう思いますよね

そう思いながらふとですねある女の子が桜は毎年同じように咲くんだよねって言うんですよ桜はそんなことも知らずに同じように咲くんだよねだからそれって恨めしいねみたいなことを言うんですよ

その時のその会話全体が青春ってものはすごい凝縮されて短い時間しかないんだなっていうすごい尊いものであるっていうことを投げかけてきてだからこそ桜が咲くっていうみんな毎年楽しみにしていることが恨めしく思うっていう風にその高校生たちが話すことに自分もハッとさせられるっていうか確かに

あるんだなと飯島さん桜を見ると切なくなるタイプでしたっけいや僕は花粉でそれどころじゃなくてあんまりそうですけどどっちかっていうと嬉しいよりはなんか切ない方が勝ちますかねやっぱり線路の先を見てしまいますかそうですね

どっちかっていうとネガティブなイメージの方がありますね何でしょうねネガティブじゃないな切ない儚い感じですかね

そうですよねたくきくんは確かにあれは悲しさがね秒速ですね秒速 5 センチメートル卒業って言った瞬間によぎりましたもんねそちらが確かにあれもねまして卒業と別れと新しいスタートって確かにあれも時間経過があっても結局ね最後大人になっても桜はそこにあるっていうのがなんか残酷でもありって感じですよねだから

そうなんですよ残酷なんですよねその意味でだから本当ここの一人のせいでできなくなっていいんですかみたいなことを先生に意見したりするんですけど先生は私はやるわやるからねみたいなことを言うんですよねそれでみんながよしやろうみたいになるんですけどちょっと他校の生徒がタバコ吸ってるのまた見つかっちゃって

サイレンが鳴るっていうシーンがあってサイレンが実は大きな役割で最後の方にまたサイレンが鳴るんですよそのサイレンっていうのでこれでまたできなくなってしまうのかなと思いきやそれは鳴り終わるとじゃあやろうっていう彼女たちの中にはサイレンなんていうのはもうどうでもいいと自分たちはやるんだっていう決意の

固まってことのある意味で象徴の裏返しみたいなだからそれがなったとしてもぶれないそうそうそうそうその中でそこのゴールに向かっていろんな主人公たちの心模様がそこにはまた恋愛っていう部分もあるんですけどお互いの憧れとかっていう部分でそういうこの心の揺れ動きとか

っていうものがあって物語が進んでいくのでこれも本当に短い 1 時間 2 時間ない映画なんですけど本当に青春が凝縮されていてみずみずしくてでも大人になるっていうことへの期待と不安とみたいなのが春の季節感に重ね合わせられていくっていう非常によくできた物語ですね確かにすごい濃い 2 時間ですねいや本当にね

でねこれ出てる役者さんがまたよくてですね主人公はね中島ひろ子さんっていうねお名前だけ多分見てもそんなになんですけど検索して顔見るとこの人見たことあるっていう確かに私のイメージだと 2 時間ドラマのストカロンですね 2 時間刑事ものサスペンスものの犯人とかでもちゃんとねいい心を持ってるんだけどあの

復讐のために代わりに罪をかぶるみたいなすごくいい役みたいな迷惑役中島ひろ子さんとタバコ吸っちゃう女の子をですね積木美穂さんっていう方がやってるんですけどこの方は西川美和監督のヘビイチゴっていうね宮坂ひろゆきさんが出てる映画の実質的な主人公

役なんかもやってるようなすごい演技派の女優さんで非常にいい役者さんがちゃんと揃って皆さんほぼこれでデビューというか出世作という形で今後の平成のドラマ界とか今に至るまでですけど日本のドラマとか映画にすごく

大切な役割を担ってきた人たちがこのような作品に出ているということですねなるほどあとさっき言ったのコボの先生唯一大人でセリフがある先生は今回は舞台の方なんですけど全然話とは関係ないですけどお父さんが冬木徹さんっていうそうなんですねトラセブンの作曲をした

日本の劇犯の最高峰という風にうちの新聞に書いてありましたけどクリスチャンのね方だから非常にあのセブンセブンセブンのあの曲の

冒頭のね総合のイントロのところなんかも印象的なあの人の娘さんがやっているという部分で私もはっと思いながらこの人がはーっと思いながら見てしまいましたまあこんな感じですね洋画 2 本宝画 1 本という形で青春別れと旅立ち

というテーマでやってきましたレディバードをお二人ご覧になって非常にいいなと思ったんですけどこのブックスマートも桜の園もね同じテーマ性があって言ってる部分はきっと一緒だと思うのでぜひご覧いただきたいなと思っていますあの

もうすでにみんな青春は終わってる人たちが人口の中にたくさんいるわけじゃないですかだから別にそんな青春の高校生の映画なんて見たってどうしようもないと思うかもしれないですけどさっき飯島くんが生きると似てるって言ったじゃないですかやっぱり人生がそこに凝縮されてるから別に青春を過ぎていてもやっぱりそこのとこに立ち戻って自分はあの時

こんな高い理想を持ってたとか大きな夢を持っていたでも今はそんなのがしぼんでしまってるかもしれないけどでもなんか自分の今できることこれからやっていくべきことっていうものを見つけて前に向いて歩いていくっていう意味でやっぱり青春映画っていうのは全然年を重ねても見ても意味があると私はいつも思っていて青春映画好きなんですけどそんな風に見てもらえたらいいなと

思っていますだってね日々生活していく中で自分の人生を振り返るって言った時にやっぱり印象に残ってるのってそういう高校とか中学とかだって結構年重ねて当時の友達あっても結構話尽きないじゃないですかそうなんですよ地元に帰るとその当時の学校の話を永遠にしてる

あの時ああだったよねみたいなバカ話をずっとするじゃないですかしますねそこにやっぱりなんか人生のたった短い 3 年間だったり 4 年間だったりするわけですけど凝縮されてるんですよきっと

深井 そうですねなんか僕はレディーバードを見てて北海道で高校の友達と麻雀してたのがなぜか頭にずっと浮かんできちゃって樋口 だから全然だからさ設定は違うけど重なってくるんですよね深井 全然アメリカでもないし女性でもないんですけどなんか何でしょうねなんか想起されましたねそれが

そこがやっぱり青春映画でそういうふうなものを全然文化も年齢も違う人たちにも思い起こさせてくれるっていう部分がやっぱり青春映画のいいところなんですよねこの絶妙なちょっとダサくて痛い感じのニュアンスがいろんな人に置き換えられるこの人こうして痛いのいるよねみたいな絶対いるっていう部分でね

だからこそ年を重ねても見てくださいそして青春増さかり青春増さかりの人たちには若干同じだと思ってそこまで感動はないかもしれない響かないかなまだどうなんだろうでも今私も同じ気持ちだっていう共感で没入するパターンはあるかもしれないですねより自分に近しい関係性があったりすると

誰か見ても面白い青春映画別れの季節にぜひ見てほしいですし特に桜の園は春になってから物語なので確かにその辺も考えて選んだつもりですのでぜひご覧くださいでは締めたいと思います映画って本当にいいものですよねさよならこの番組へのご意見ご感想も募集しております概要欄のフォームからどしどしお送りください