Lou Reedのアーカイブシリーズ第1弾は、1965年にベルベット・アンダーグラウンドのメンバーであったLou ReedとJohn Caleが作成したデモ音源を収録している。これらは未発表の音源で、ベルベット・アンダーグラウンドの活動前に作られたもの。
アメリカのデザイナーである小池正樹が担当。彼はグラミー賞の最優秀ボックスセットパッケージ賞を受賞している。
Just-Iceの『Back To The Old School』は1986年のリリースで、ヒップホップが商業的に成功し始めた時期に、オールドスクールの自由さを取り戻そうという意欲的なアルバム。プロデューサーのMantronixがエレクトロを取り入れ、手作り感のある未完成な雰囲気が特徴。
Meara O’Reillyの『Hockets for Two Voices』は、自分の声を録音して重ねる実験的な現代音楽作品。1分程度の短い曲が多く、2019年にリリースされた。
P.P. Kingのレコードは、スウェーデンのレコードショップ「Heta Båk」のオーナーであるロバート・クラムが、欲しいレコードをもらう代わりに描いたイラストがレーベルに使われたノベルティレコード。1983年にリリースされ、一部の顧客に配られた。
TLCの『CrazySexyCool』は1994年のリリースで、女性の多面的な魅力を表現したアルバム。社会的なテーマを扱った曲が多く、ポップで聴きやすいが、歌詞は重い内容を含んでいる。
TLCの『CrazySexyCool』の中で特にセクシーな曲は「Let's Do It Again」。歌詞は露骨な愛のメッセージで、喘ぎ声も含まれている。
『MUSIC FORUM』は、編集部員が好きな音楽を紹介する番組で、雑談を中心にしながら毎月のおすすめレコードを紹介する。放課後トークのようなゆるい雰囲気が特徴。
今日はどんな曲を選んで過ごそうか? 大体月に一度、POPEYE Webスタジオのレコード棚からおすすめの音楽をシェアしている連載『MUSIC FORUM』の新エピソードが公開! 今月は京都から遊びに来てくれた編集者の中村悠介さんと一緒に、「創作意欲が伝わってくる」という『Just-Ice/Back To The Old School』の話などを。その流れから「TLC」の『CrazySexyCool』を通して、音楽としての“セクシー”という表現について考えてみたり、ロバート・クラム)がかつてスウェーデンのレコード店に贈ったイラストがあしらわれたユニークアイテムの話だったり。そして、すでに愛聴者も多そうな、Lou Reedのアーカイヴ・シリーズより数曲ピックアップして座談会中です。ちなみに年内の配信はこれにて以上、来年も“放課後トーク”のような『MUSIC FORUM』をよろしくお願いいたします。じゃ、2024! 記事はこちら!)/出演者:国分優(POPEYE Webクリエイティブディレクター)、井出幸亮(雑誌『Subsequence』編集長/POPEYE Webシニアエディター)、内田稜真(POPEYE Webライター)、中村悠介(編集者)/jingle: Metoronori(MUSIC FORUM)