野党半島地震では、石川、富山、新潟の3県で合計504人が亡くなり、そのうち276人が災害関連死とされている。遺族からの申請を受けた審査が進むことで、死者数はさらに増える可能性がある。特に被害が大きかった石川県の奥野戸地域では、昨年9月の豪雨災害で二重に被災した地域も多く、被災者からは繰り返される災害や今後の生活への不安の声が多く聞かれている。
中村勝則さんは、35年間営んできた日本料理店を兼ねた自宅が地震で全壊し、現在は仮設住宅で一人で暮らしている。仕事ができないことが一番つらいと語り、早く料理をして仕事をしたいと願っているが、なかなか実現できない状況にある。
富山県日見市の調布寺では、地震で建物が倒壊するなどの大きな被害を受け、津波警報も出たため、住民は高台にあるこの寺に一時避難した。昨夜からは例年通り、住職や住民など約20人が交代で鐘をつき、安全を祈った。
曽根神社では、地震で手水車が倒壊したり灯炉が倒れたりする被害が出たが、クラウドファンディングや企業からの寄付を活用して壊れた設備を修理し、昨年8月に工事が終了した。地元の人たちが復興に向けて協力し、建て直すことで何とかなるという考え方があった。
今年の年賀状の配達枚数は約4億9100万枚で、昨年を34%下回り、比較できる平成20年以降で最も少なくなっている。人手不足や物流コストの上昇が影響しており、利用者の掘り起こしとサービスの安定的な維持が課題となっている。
天皇陛下は、新年祝賀の儀で国民の幸せと国の発展を祈ると述べられた。この儀式は年の初めに天皇が皇后とともに皇族や内閣総理大臣などから新年のお祝いを受けるもので、皇居宮殿の待つの間で行われた。