3 時の NHK ニュースです。野党半島地震の発生からきょうで 1 年です。災害関連死を含めて 42 人が亡くなった石川県穴水町では、町の施設に献花台が設けられ、訪れた人たちが祈りを捧げています。きょうは町の施設、さわやか交流館プルートに献花台が設置されました。
午前 10 時の会場から次々と町民などが訪れて、亡くなった 42 人の名前が書かれた犠牲者名簿の前に花を手向けて、静かに祈りを捧げていました。土砂崩れに巻き込まれて亡くなった同級生のために母親と訪れた穴水町の中村千里さん、11 歳は、お花を手向けると亡くなったという実感が湧き、寂しくなりました。今年は平和に暮らしたいですと話していました。
自宅が大規模半壊となり、今も仮設住宅で暮らしている穴水町の久保田和人さん、69 歳は、亡くなった知り合いの顔が浮かび、胸が詰まりました。復興は遅いとは言うけど、着実に進んでいると思います。たくさんの支援に感謝しつつ、一歩でも前に進みたいと話していました。
企業の間では最新のデジタル技術を活用して被災状況の把握や復旧作業を迅速に進める取り組みが行われていますこのうち NEC は大規模な地震や大雨などの際被災状況を迅速に把握できる技術を開発しました災害が起きる前と後の衛星画像を AI で解析することで住宅の損壊の程度や道路へのがれきの流入などをすぐに確認できるほか
SNS で発信された映像や画像を地図上で表示し被害状況の把握に役立てられるということです NEC ビジュアルインテリジェンス研究所の田中昭博ディレクターは従来は衛星画像に詳しい専門家でないと画像の解析はできなかったが AI を使えば被害状況をすぐに把握でき迅速な復旧につなげられると話していました
また、セブンイレブン・ジャパンは、大規模な災害に備えてコンビニの物流も強化しようと新たなシステムを開発しました。全国の店舗の在庫データなどを活用して、記載した店舗で飲料水や食料品などの在庫がどの程度不足しているかリアルタイムで把握できるほか、停電や断水が起きている店舗は通常営業の店舗と区別して地図に表示されます。
会社はこのシステムを活用して内境な災害時には要請を待たずに商品を届ける いわゆるプッシュ型の支援を構築したいとしていて企業の間で最新のデジタル技術の活用が広がっていますスキージャンプ女子のワールドカップがドイツで行われ 日本勢は伊藤裕樹選手の 14 位が最高でした
1 回目のジャンプは予選を勝ち上がった 30 人が 1 対 1 の対戦方式で争うノックアウト方式で行われ伊藤選手は丸山臨選手と対戦しました共に 126 メートル 50 をマークし飛距離で並んだものの飛型点などの差で伊藤選手がポイントで上回り全体で 13 位につけて 2 回目に進みました
2 回目で伊藤選手は 124 メートル 50 と飛距離を伸ばせず順位を一つ下げ合計ポイント 227.4 で 14 位となりましたワールドカップで通算 63 勝を上げている高梨沙羅選手は 1 回目 2 回目ともに 127 メートル 50 で合計 225.7 で 15 位でした
また伊藤選手に敗れた丸山選手は 2 回目は 124 メートルで合計 224.6 の 16 位でしたこのほか日本勢は市野辺くるみ選手が 20 位瀬戸裕香選手は 1 回目で高梨選手に敗れて 2 回目に進めませんでした
優勝はスロベニアのニカ・プレブツ選手で、1 回目に 134m、2 回目は 135m50 で、合計 275.8 として今シーズン 3 勝目を挙げました。3 時の NHK ニュース、谷口がお伝えしました。