<raw_text>0 4時のNHKニュースです。政府は来年度予算案に、先端半導体の分野への支援としておよそ3300億円を計上する方針を固めました。これには先端半導体の国産化を目指すラピダスへの出資金も含まれていて、出資が実現すれば国がラピダスの実質的な株主になることになります。
政府は先月まとめた経済対策で、半導体やAI産業に7年間で10兆円以上の公的支援を行う方針を掲げ、このうちラピダスを含めた次世代半導体の量産などへの金融支援に4兆円以上を当てる方針を示しています。
これに合わせて政府は、近く取りまとめる来年度予算案に先端半導体の分野への支援としておよそ3300億円を計上する方針を固めました。これには政府が計画しているラピダスへの出資に使う資金も含まれていて、出資が実現すれば国がラピダスの実質的な株主になることになります。ラピダスに対しては政府はこれまでに最大9000億円余りの支援を決めていますが、
出資によって政府の関与が一段と深まることになります。こうした内容は今日夕方に行われる加藤財務大臣と萩生田経済産業大臣との閣僚連絡で最終的な調整が行われることになっています。
来年開幕する大阪・関西万博の会場に、薄くて軽く折り曲げられることから次世代の太陽電池と呼ばれるペロブスカイト太陽電池が設置され、今日報道陣に公開されました。ペロブスカイト太陽電池はこれまでの太陽光パネルと比べて薄くて軽く、折り曲げて設置できるのが特徴です。
日本は国土が狭く、従来の太陽光発電に適した土地が少ないことから技術開発が進められてきました。今日は万博会場のタクシーやバスの乗り降りを行う交通ターミナルに設置したペロブスカイト太陽電池が報道陣に公開され、丸みを帯びた屋根の上のおよそ250メートルにわたって257枚のフィルム状の太陽電池が敷き詰められていました。
ペロブスカイト太陽電池をめぐっては各地で実証実験が行われていますが、これだけ多くの枚数を設置するのは国内では初めてだということです。発電した電力は交通ターミナルの夜間の照明に活用するとしています。今日正午ごろ、新潟県上越市新南町にある新潟県立中央病院の駐車場で、路線バスが止まっていた車およそ10台に次々と衝突しました。
警察によりますと、バスに乗客はおらず、衝突された車側にも怪我をした人はいませんでした。一方、バスを運転していた50代の男性が意識がはっきりしない状態で病院に運ばれましたが、運行会社によりますと命に別状はないということです。またこの運転手は乗務前の点検でも体調に異常はなかったということです。
当時バスは敷地内にある停留所に向かう途中で事故を起こしたとみられるということで、警察が当時の詳しい状況を調べています。現場は上越妙高駅から北東に3キロ余り離れた住宅街の中にあります。株と為替の値動きです。今日の東京株式市場は、外国人投資家の多くがクリスマス休暇に入り、積極的な取引が控えられたことから、日経平均株価は小幅な値動きとなりました。
日経平均株価、今日の終わり値は昨日より124円49銭安い3万9036円85銭。東証株価指数、TOPIXは0.52ポイント上がって2727.26。1日の出来高は18億4800万株でした。
一方、東京外国為替市場の円相場は、現在ドルに対しては昨日比べて26銭円安・ドル高の1ドル=157円50銭から60銭。またユーロに対しては5銭円高・ユーロ安の1ユーロ=163円21銭から22銭となっています。この時間のニュース、竹野がお伝えしました。4時5分となるところです。