</context> <raw_text>0 3時のNHKニュースです。兵庫県の斎藤知事がパワハラなどの疑いで告発された問題をめぐり、県議会の百条委員会では今日最後の証人尋問が行われています。この後、斎藤知事が先の知事選挙での再選後初めて出席し、質疑が行われることになっています。兵庫県の斎藤知事がパワハラなどの疑いで告発された問題をめぐり、県議会の百条委員会は今日最後の証人尋問を行っていて
午後からは、斎藤知事の側近として問題の対応にあたり、その後辞職した元副知事の片山康隆氏が出席しました。この中で片山氏は、告発文書を作成した元幹部らのメールを調査した経緯について、「調査することを誰が発案したかははっきり覚えていないが、文書の作成に関与した職員がメールでやり取りしている可能性があると誰かが言ったので
調査の最終決定をしたのが私ということは認める」などと述べました。証人尋問はこの後、斎藤知事が先の知事選挙での再選後初めて出席し、告発文書を作成した元幹部を公益通報の保護対象とせず懲戒処分にした対応やパワハラなどの疑いなどをめぐって質疑が行われる見通しです。先月、発射試験中に爆発した開発中の日本の新たな主力ロケットイプシロンSについて
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、燃料を燃やす容器の後方の部分で爆発が発生したという判断を示し、引き続き原因の絞り込みを進めることにしています。固体燃料式の小型ロケットイプシロンSをめぐっては、昨年7月に秋田県で行われた燃焼試験で爆発が起きた後、JAXAが対策を取った上で先月種子島宇宙センターで行った再試験でも爆発が発生しました。
JAXAは原因調査チームを設置して爆発の原因究明を進めていて、今日都内で会見を開き、これまでの調査の状況を説明しました。それによりますと、試験のデータを詳細に解析した結果、燃焼開始の17秒後から燃料を燃やす容器内の圧力が予測より徐々に高くなり、およそ49秒後に容器の後方の部分から燃焼ガスが漏れ出し
その直後に容器の後方の部分で爆発が発生したと判断したとしています。その上で爆発原因の絞り込みを進めるため、容器の設計の妥当性の確認や製造検査データの評価、それに追加の試験などを行い、来年2月頃を目標に原因調査の進捗について報告を行うとしています。JAXAの井本孝之プロジェクトマネージャーは
「1回目の爆発原因の特定が正しかったかどうかも含めてゼロから考えて原因究明を進めていきたい」と話しています。政府は半導体など国民生活に欠かせない特定重要物資について、緊急時には国が企業の工場や設備を一時的に取得して国の事業として民間に生産を委託できる仕組みの案を明らかにしました。
これは昨日開かれた政府の有識者会議で政府側が示しました。経済安全保障推進法では、半導体や蓄電池といった国が指定した特定重要物資について、民間企業による安定供給が難しくなった場合には国が必要な措置を講じることができると定めています。政府の案によりますと、感染症の流行や他国による輸出規制などの緊急時には
国自ら安定供給を確保する特別特定重要物資に指定した上で、国が企業の工場や設備を一時的に取得して民間に生産を委託できる仕組みを検討しています。政府は来年の早い時期の閣議決定を目指して今後議論を進める予定ですが、サプライチェーンへの国の関与が強い措置となるだけに、発動の条件などが厳しく問われることも予想されます。
会議ではこのほか、医療のデジタル化が進む中、病院や医療システムへのサイバー攻撃を防ごうと、国が事業者の設備導入を事前審査する制度の対象に医療を追加する方向で検討していくことも確認し、こちらは来年夏頃までに結論をまとめることにしています。この時間のニュース、中村康人がお伝えしました。3時5分です。