</context> <raw_text>0 3時のNHKニュースです。上空の寒気を伴った気圧の谷の影響で、北海道では大気の状態が非常に不安定になっていて、十勝地方では猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が相次いで発表されました。気象庁は低い土地の浸水や川の増水などに厳重に警戒するよう呼び掛けています。
気象庁によりますと、上空の寒気を伴った気圧の谷の影響で、北海道では大気の状態が非常に不安定になっています。十勝地方の池田町付近では、レーダーによる解析で午後2時20分までの1時間におよそ90ミリの猛烈な雨が降ったとみられるほか、
隣の浦幌町北部付近では午後2時30分までの1時間におよそ120ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、さらに豊頃町付近では午後2時40分までの1時間におよそ90ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、相次いで記録的短時間大雨情報が発表されました。
大気の不安定な状態は今夜にかけて続く見込みで、この後も局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降る恐れがあります。気象庁は低い土地の浸水や川の増水、土砂災害に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、雹に注意するよう呼び掛けています。
周囲が急に暗くなったり、冷たい風が吹いたりするなど、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、すぐに頑丈な建物の中に移動するなど、安全確保に努めてください。次に、フジテレビをめぐる一連の問題を受けて、民間放送事業者のガバナンスの強化に向けた方策を議論する総務省の検討会が今日初めての会合を開き、
今年11月に提言案を取りまとめることになりました。中井貴一氏とフジテレビの元アナウンサーの女性への対応をめぐる一連の問題を受けて、総務省は主に地上波テレビの民間放送事業者のガバナンスの強化に向けて、有識者による検討会を立ち上げました。今日開かれた初回の会合で、村上大臣は、
フジテレビの事案は放送に対する国民の信頼を失墜させたもので、ガバナンスの確保は業界全体で取り組む課題だ。「変化の激しい時代に、先例にとらわれず機敏に対応できるよう力添えをお願いしたい」と述べました。
検討会では、放送事業者に求められるガバナンスの具体的な内容やその実効性を確保するための方策、それに業界団体や国が果たすべき役割を議論することにしています。また、地方のテレビ局など小規模な放送事業者がガバナンスをどう確保するかも議論し、今年11月までに提言案を取りまとめる方針です。
今入ったニュースです。国が生活保護の支給額を2013年から段階的に引き下げたことについて、最高裁判所は違法だったとして処分を取り消す判決を言い渡しました。国に賠償は命じませんでした。こうした裁判は全国で相次いで起こされ、各地の裁判所で審理が続いていて、統一的な判断が示された形です。
当時の受給者はおよそ200万人とされ、控訴に発展する可能性があります。厚生労働省が2013年から3年間にわたり、物価の下落を反映するなどとして生活保護の支給額を最大で10%引き下げたことについて、全国の受給者は、
健康で文化的な最低限度の生活を守るという法律に違反しているなどとして、取り消しを求める訴えを30件余り起こしました。このうち名古屋と大阪の裁判について、最高裁判所第三小法廷の宇賀克也裁判長は、引き下げは違法だったとして処分を取り消す判決を言い渡しました。国に賠償を求める訴えは退けました。
こうした裁判は全国で相次いで起こされ、各地の裁判所で審理が続いていて、統一的な判断が示された形です。当時の受給者はおよそ200万人とされ、控訴に発展する可能性があり、裁判を受けた国の対応が注目されます。以上でお伝えしました。3時5分になります。