<raw_text>0 NHKニュースです。アメリカの関税措置をめぐり、ワシントンを訪れている赤澤経済再生担当大臣は、日本時間の昨夜から今朝にかけて、ラトニック省務長官と2回電話で会談しました。電話も含め交渉を重ねることで進展を図る狙いがあるものとみられます。アメリカの関税措置を受けた日米交渉のためワシントンを訪れている赤澤経済再生担当大臣は、
日本時間の昨夜はおよそ15分間、また今朝はおよそ20分間、ラトニック省務長官と電話で会談しました。この中では、アメリカの関税措置に関するそれぞれの立場を改めて確認し、貿易の拡大や非関税措置、経済安全保障面での協力などについて議論を行いました。両氏は、日本時間の一昨日から昨日にかけては対面で会談し、
双方にとって利益となる合意を実現できるよう、精力的に調整を続けることで一致しています。赤澤大臣は、きょう帰国する予定でしたが、さらに交渉を行うため滞在期間を延長していて、電話も含め交渉を重ねることで進展を図る狙いがあるものとみられます。
大分県別府市で大学生が車に跳ねられて死亡し、28歳の容疑者が重要指名手配に指定されているひき逃げ事件は、今日で発生から3年となり、警察が各地で情報の提供を呼びかけました。
3年前の6月29日、別府市の交差点で大学生2人が車に跳ねられ、このうち当時19歳の大学生が死亡した事件では、八田代一容疑者(28)が、全国の警察を挙げて捜査する重要指名手配に、ひき逃げ容疑者としては初めて指定されました。
警察は車の走行実験などの捜査を進めた結果、容疑者が殺意を持って車を衝突させたとして、今月2日に殺人および殺人未遂の疑いでも逮捕状を取りました。事件の発生から3年となるきょう、警察は大分だけではなく、東京、大阪、愛知などでも容疑者の顔写真などが載ったチラシを配って情報の提供を呼び掛けました。
このうち別府市の中心部では、警察官や遺族の支援団体のメンバーが一人一人に声をかけて捜査への協力を求めていました。別府警察署の藤本勤刑事課長は、「1日でも早く容疑者を発見するため、些細な内容でも構わないので情報提供をお願いしたい」と話していました。情報提供の連絡先は別府警察署で、電話番号は0977-21-10です。
アメリカのトランプ大統領は、自身が重要政策として掲げる減税策を盛り込んだ法案を可決するよう連邦議会に求めていて、
現在、議会上院で審議を進めるための調整が行われています。この法案について、トランプ政権で先月末まで政府支出の削減などを進めてきた実業家のイーロン・マスク氏は、28日、SNSへの投稿で、「法案はアメリカの数百万の雇用を破壊し、国に甚大な損害を与える、完全に正気ではなく破滅的だ」と強く批判しました。
マスク氏は去年の大統領選挙以降、トランプ大統領と親密な関係を築きましたが、法案について財政赤字を激増させるなどとして批判し、トランプ大統領との関係が急速に悪化し、激しい対立に発展しました。マスク氏がその後、トランプ大統領についての投稿を後悔しているとSNSに投稿したことで、非難の応酬は一旦は収まりましたが、
マスク氏の今回の投稿をきっかけに、両者の対立が再び表面化する可能性があります。一時のNHKニュース、谷口がお伝えしました。