11 時の NHK ニュースです。原材料価格の高騰や生産コストの増加などを背景に、来月値上げされる食品は 2000 品目を超えることが分かりました。去年の同じ月のおよそ 5 倍と大幅に増加しています。
民間の調査会社帝国データバンクが国内の主な食品メーカー195 社を対象に行った調査によりますと来月値上げされる食品は 2105 品目になることが分かりました主な品目では香辛料や脱脂製品など調味料が 1445 品目と最も多くついでコーヒー飲料などの酒類飲料が 206 品目
チョコレートやガムなどの菓子が 196 品目 パックご飯やパスタソースなどの加工食品が 117 品目などとなっています値上げの理由については原材料価格の高騰に加えて 高熱費の上昇による生産コストの増加などが複合的に重なったとしています
また、食品メーカーが今年 11 月までに値上げすると公表した食品は 1 万 8000 品目を超えていて、去年 1 年間の実績を 5 割近く上回っています調査会社では、国内外の天候不順による供給量の不安定化などもあり、値上げは今後も継続する可能性が高いとみられるとしています
昨日、愛知県豊田市のマンションの一室で、この部屋に住む 19 歳の女性が胸に刃物が刺さった状態で死亡しているのが見つかった事件で、警察は 20 歳の容疑者を殺人の疑いで逮捕しました。警察によりますと、調べに対し容疑を認めているということです。警察は事件に至る戦いを詳しく調べることにしています。
企業の生産活動を示す先月 5 月の高工業生産指数は 2020 年を 100 とした指数で 101.8 となり前の月を 0.5%上回りました上昇は 2 ヶ月ぶりで経済産業省は企業の生産活動の基調判断を一心一体に据え置きました
100 日席の流行が続く中今年これまでに全国で少なくとも 4 人の乳児が感染後に重症となり亡くなったことが NHK の取材で分かりました専門の医師は感染者が増えるとともに重症になる子どもが増えているワクチンの速やかな接種に加え家庭での感染対策が重要だと呼びかけています
百日咳は激しい咳が続く細菌性の感染症で、特に生後 6 ヶ月以下の乳児が感染すると重症化したり死亡したりする恐れもあります。NHK が各地の医療機関に取材したところ、今年これまでに全国で少なくとも 4 人の乳児が百日咳に感染して重症化し、人工心肺装置、エクモなどの治療を受けたものの亡くなったことが分かりました。
国立健康危機管理研究機構によりますと現在の方法で集計を始めた 2018 年以降で死者が最も多かったのは 2020 年の 2 人で今年は 6 月末の時点で既にこれを超えています
亡くなったのはそれぞれ東京都、兵庫県、愛知県、群馬県の生後 1 ヶ月未満から 4 ヶ月の入児でこのうち 2 人は 100 日赤を含む定期接種のワクチンを接種する前でした生後 2 ヶ月の入児が亡くなった群馬県立小児医療センターではここ数年 100 日赤で入院した患者はいませんでしたが今年はすでに 3 人の子どもが入院したということで
感染症化の清水昭彦部長は感染者が増えるとともに重症になる子どもが増えていると危機感を示しています清水部長は重症化を防ぐためには生後 2 ヶ月になったら速やかに定期接種のワクチンを接種することが重要だ
さらに、家族から免疫のない赤ちゃんに感染するケースが多いと考えられるので、咳などの症状がある場合は、赤ちゃんとの接触を避けたり、マスクを着用したりといった感染対策をとってほしいと呼び掛けています。11 時のニュース、この時間の担当は原口でした。時刻は 11 時 5 分です。