NHKニュース: 先ほど豊島村で震度4の地震が発生しました。震源が海底である場合、津波の恐れがあるため、海岸や川の近くから離れるよう呼びかけています。徳原列島では先月21日から地震が頻発しており、これまでに1200回を超えています。しかし、その後の情報で、この地震による津波の心配はないと発表されました。引き続き地震に注意するよう呼びかけています。
平田直: 地震調査委員会としては、一連の地震の要因を特定できていません。個人的には、悪石島の北側に活火山があり、その深いところでマグマ活動が発生し、その活動によって地震が起きやすくなっていると考えています。今後の見通しとしては、地震活動が3日や1週間で終わるわけではない可能性があり、2021年のように一旦静かになっても再び活発化する例もあるため、十分な備えが必要です。また、宝島で地殻変動が観測され、地震発生を強く示唆するデータが得られたため、今後詳しく分析する必要があります。
農林水産省: 随意契約による備蓄米の販売量は、目標に大きく届いていません。スーパーや米の販売店などからの申し込み確定量は29万トン余りに対し、実際に販売されたのは1万8391トンに過ぎません。備蓄米の売り渡し条件として来月末までに売り切ることを求めていますが、流通をどれだけ拡大できるかが課題です。地域ごとの差も大きく、東京都や大阪府などの消費地での販売量が多い一方、秋田県や岩手県などでは販売量が少ない状況です。これは、備蓄米の保管場所からの輸送に時間がかかることや、米の生産が盛んな東北地方では親類や知人からの融通が多く、備蓄米の需要が少ないことが原因として考えられます。
Deep Dive